概要

FC版Ⅲ・SFC版Ⅴに登場する【マホカンタ】を利用したバグ。
ⅢとⅤで内容は異なる。
また、どちらのバグもリメイク版では取り除かれている。

DQⅢ(FC版)

敵がマホカンタを使用して、【呪文反射】状態になっている時に発生・利用することができる。

マホカンタ状態の敵に【ホイミ】を唱えると、当然呪文は術者に跳ね返るが、回復量が200程度に増加する。
逆に【ベホイミ】【ベホマ】を反射させると、なぜかベホイミは5、ベホマは80程度に回復量が落ちる。
少ないMPで多くのHPを回復したい時に覚えておくと役に立つが、この現象が起こる理由は不明。

また、マホカンタ状態の敵に【マホトラ】を唱えた場合、自分にマホトラがかかって一度自分のMPが減少し、直後に回復するが、このときMPの回復量が減少量を上回ることがある。
これは、MP減少量は通常のマホトラと同じなのに対し、MP回復量はマホトラを唱える直前に発生したダメージに依存しているためらしい。
この方法を用いれば、普通にマホトラを使用するよりはるかに効率良くMPを補給できてしまう。
マホトラの直前に大きなダメージを発生させていれば、場合によってはMPを全回復することすら可能になる。

この裏技を知っていると、魔法使いの天敵であるマホカンタ使いのザコがむしろ美味しいMP回復装置へと早変わり。
特に【ガメゴンロード】が出現する【ネクロゴンドの洞窟】の難易度が大幅に下がる。
道中でどれだけ呪文を使いまくっても、ガメゴンロードがマホカンタを使えばこっちのもの。HPやMPをいくらでも回復できるのだ。
なお、マホカンタのかかった味方にマホトラやホイミを唱えても回復量が変化することはない。
通常通りに微少なMPダメージを受け、直後に「減った分だけ」回復してプラスマイナスゼロとなる。

ちなみに、この状態の敵に【メガンテ】を唱えてしまうとバグってしまうので注意が必要。
まぁ、そもそもメガンテなどという呪文を使うこと自体があまりないだろうが……。

DQⅤ(SFC版)

味方のマホカンタ状態を利用したバグの一種。
【ゲマ】のように頭が良く設定されている敵キャラは、通常マホカンタや【マホキテ】の効果を受けた状態のキャラに単体攻撃呪文を唱えることは無い。
しかし、先頭のキャラが生存しており、馬車の外に死者が出ており、馬車外のすべての生存者がこれら状態だと、その状態の先頭のキャラに呪文を打ってくるというもの。
仕様上このバグを効率良く活用するのは難しいが、逆にマホキテを利用して呪文を防いでいるときにこのバグが発動してしまうと思わぬダメージを受けて涙目になる。
そのため、相手の攻撃呪文を抑制したいのであれば先頭のキャラはマホカンタ状態にした方が良い。

最終更新:2013年09月12日 06:38