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Barrow of the Forgotten King

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dungeonheiankaku

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『 Barrow of the Forgotten King 』シナリオ情報


登場人物

モルガノ卿
人間、老齢の男性。
ステリッチ国の有力貴族の一人。爵位は侯爵。
バロゥズ・エッジ事件の顛末を聞き付け、パーティ一行を労う名目でキングスホルムに呼び寄せた。
かなりの変人ともっぱらの噂で、王直々の招聘でもない限り、代理人を立てるなどして滅多に自分の領地から出てこない。
興味を引いた事件に関わった者達を、いろいろと理由をつけては館に招き入れ、その冒険譚を聞きたがると言う。
爵位を継ぐ者が ( 公的には ) おらず、後継者探しの一環ではないかとの噂があるが、まったくの道楽だとも言われる。
だがそのようにして培った人脈が、ステリッチが巨人達の軍勢に屈し近年奪還されるまでの間、彼の領地の死守に大きく貢献したとされる。
( ステリッチ奪還後、領地を捨てず抗戦を続けたことを称えられ、侯爵の地位を与えられた。それ以前は伯爵 )
身長は、老齢もあって 150cm 前後の小柄な体格だが、ぎょろりとした目をしており、老眼鏡も相まって目だけが大きく見える。
また、刻まれた皺や染みがうろこを連想させるため、一見すると爬虫類のような印象を周囲に与えている。
なお、公式設定には存在しないオリジナルキャラクターである。

イアン・ターブラント
人間の初老の男性。
パーティに依頼を持ちかけた一人で、キングスホルムの町議会の役員であり、また町の高級宿 「 宝冠とキャベツ亭 ( Coronet & Cabagge Inn ) 」 の主でもある。
冒険者達を見下すような態度や視線を時々向ける。が、モルガノ卿の登場で、卿の客人でもある彼らを無碍に扱うことが出来なくなったようだ。
きっと見えないところで、積もり積もった鬱憤をぬいぐるみにぶつけているに違いない。

ミヤ
人間の妙齢の女性。
パーティに依頼を持ちかけた一人で、キングスホルムの衛兵隊長である。
彼女もあまり冒険者に友好的ではない。
そも、あれだけの事件に発展したにも関わらず、自ら墓地に向かおうと一向にしないことから、肝が小さい疑惑がまことしやかに囁かれている。
「ゆ、幽霊とか死霊とか、怖くなんかないんだからねっ!」


地理

キングスホルム
ステリッチ国首都イシュヴィンの北北東に位置する、モルガノ侯爵領にある町のひとつ。
北にそびえる山脈の麓より約 2 マイル南の位置にあり、古代からの史跡である 『忘れ去られし王の像』 と、その裾野に広がる理路整然と大理石の墓石の並ぶ墓地に、
深く感銘を受けた者達の手により興された町である。
史跡以外にこれといった産業もなく、水源や土地質的に見てもこれ以上の発展は望めないと評される、良く言えば落ち着いた、悪く言えば枯れた町だ。
町を興こした経緯から、町民は皆 『忘れ去られし王』 に大小の敬意を持っており、彼の像が見守る墓地に骨を埋めることが名誉とされる。
こうした精神性から、既存の宗教とは折り合いが悪く、クレリックの定着率は低い。また興味本位の史跡の調査も町人達は嫌うため、学者達も倦厭される傾向にある。
本来であればこのような偶像崇拝は国家から危険視されるものだが、戦略や国家運営上さして重要ではない町であることに加え、領主があのモルガノ卿であることから、
口を挟めば不利益甚だしいと放任されているようである。むしろ問題を起こしてくれた方が、モルガノ卿の監督不行き届きを問えるという思惑もあるだろう。
モルガノ卿はキングスホルムの自治をある程度認める代わりに、税率を高めに設定しているようだ。そのため、町の権力者達は高額納税者や昔からの商人が多い。
なお、公式設定には存在しない、シナリオオリジナルの町である。

王の墓地
キングスホルムから一時間ほど北にある史跡。
キングスホルムが興こる以前からあるとされ、墓地を囲む垣や門を形作る黒い金属は、発見時長い間放置されていたであろうにも関わらず、錆びが浮いた箇所は無かったという。
墓地は緩やかな丘の傾斜に沿って広がっており、最も高い位置に八角形の霊廟が建っている。
町人の手がよく行き届いた美しい霊園で、おおよそ墓地という言葉から連想されるおどろおどろしい雰囲気からはかけ離れた場所であったのだが……。

忘れ去られし王の像
王の墓地を見下ろすように、丘の上の森の中に建てられている巨大な像。墓地からも木々の間から上半身が見て取れる。
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