49話

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*第49話:最後の抵抗 「ほっほっほ…」 いつものように笑ってみる。 邪悪な表情と禍々しい雰囲気に包まれたゲマは、森の中に佇む。 魔女。それは即ち自分であり、その信念は揺ぎ無かったはずだが。 このゲームの開催者の魔女は、遥か自分の上を行き、 決して追いつけはしないだろうと思わせた。 ――魔族に君臨する王の側近として名を馳せたこの私が、この小汚いゲームなどに参加ですか? あの日殺したはずの薄汚い男と、その息子に殺されたはずの私がまた殺し合えと言うのですか? 馬鹿馬鹿しい。 これでも、嘗ては魔族において高位であった身。 二度もゴミ同然の人間に殺されることはないでしょう その程度の自尊心は、持ち合わせているのですよ。 邪悪なその姿は、自らの放った炎に包まれた。 「アルティミシアと言いましたね?貴方の思い通りにはなりませんよ」 森の中に、甲高い笑い声が響いた。 それは、プライドを剥ぎ取られた邪悪な魔女の、最後の抵抗だった。 【現在位置:レーベ南の森北東部】 【ゲマ 死亡】 【残り 126名】

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