68話

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*第68話:悲しみの先に ツンツンのチョコボ頭の青年、クラウドはアリアハン城から南の海岸に立っていた。 彼は正直こんなゲームには興味が無かった、殺す気も無いし、殺される気も無い。 ただ、エアリスやティファやシド…仲間が死ぬところは見たくない、そんな心境だった。 そのためには生き残らねばならない、ただし殺人はやむをえない場合を除いて無しで。 やむをえない場合、襲い掛かってきたらそいつは容赦なく斬る、逃がせば仲間を危機に晒すことになるからだ。 そう思いつつ、彼は支給品を確かめた。 柄しかない剣と神羅の奴らが着込んでいそうなスーツが入っていた。 柄しかない剣は握ってみれば剣が使用者の体力に比例し出てくる、アルテマウェポンだった。 スーツはなんとも言えず、本当にただのスーツに見えた。 しかし、クラウドは知らない、このスーツがそこらの鎧よりも防御力があることを。 「とりあえず…あの城を目指すか」 ふぅ、とため息をつき歩き始めて数分後のことだった。 「…マズいな、早速やる気満々の奴に早速出会ったな」 クラウドの目線の先には血のついた剣を持った剣士がクラウドの方向を睨んでくる。 確実にこちらに向かって攻撃を仕掛けてくる気だ、その剣士の周りの四人の死体がそれを物語っている。 宝条の奴と、白魔道士のような女性と、肥満体の男と盗賊風の男。 チッと舌打ちをしながらも、クラウドはアルテマウェポンを構える。 一気にケリをつけようと斬りかかろうとしたその時だった。 「ローザ!!」 白髪の青年が剣士の後ろから叫ぶ、その青年の表情は哀愁に満ちていた。 「ローザ…ローザ…ああ、僕はまたローザを守れなかった…」 白髪の青年はそう白魔道師の死体を抱え、泣いていた。 それを見るや剣士は口元を歪め、セシルに斬りかかった。 だかそれは寸でのところで止まる、セシルが光の剣を振り上げたからだ。 「…許さない…僕は許さない!」 セシルの目がクッと開く、それを見てクラウドは…加勢しようかどうか迷っている。 静かなる戦いが、今始まった。 【セシル 所持品:光の剣 ミスリルシールド  行動方針:ローザの敵を取る(ガーランドを殺す】 【クラウド 所持品:アルテマウェポン おしゃれなスーツ  第一行動方針:セシルに協力する(?)  第二行動方針:マーダーを減らす  最終行動方針:ゲームから生きて抜ける】 【ガーランド(半カオス状態) 所持品:皆殺しの剣 ダイヤアーマー  行動方針:人間を殺す】 【現在位置(共通):アリアハン南の平原】 【宝条 死亡】 【ローザ 死亡】 【サンチョ 死亡】 【ジークフリート 死亡】 【残り 118名】

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