65話

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*第65話:直々に 闘いの火蓋が斬って落とされ、早数分。 彼らのコンビネーションもなかなかの物となってきた。 フバーハが特に掛ったサックスが突破口を開き、フルートから借りた草薙の拳で斬りつける。 そしてその隙にゼルが右右左右そしてハイキックの連携をかまし、 咄嗟に飛び退きロランがリルムの魔法を相乗させた一撃をかます。 (――クッ…人間一人ならどうにかなったものを…少し本気を出さねばならんようだ…) そして、サックスが三回目の攻撃に移ろうとしたとき…ビクビクと竜王の体が変化し始めた。 そして見る見るうちに鱗が出来、翼が生え…その姿は龍となった。 「どうやら貴様らを見縊っていたようだ、本気で行かせてもらうとしよう」 その龍の姿に、少しは引くものの、サックスとゼルは向かっていった。 しかし、先ほどとは違い全くと言っていいほど利いていない、ロランも加勢するがやはり利いていない。 すると、ゼルは後ろに大きく下がった、ロランは剣を片手に持ち替え、サックスは片手を剣に添えている。 「何をしようと無駄だ!」 と、竜王の声が大きく響く。 すると…ゼルが瞬速で竜王に殴りかかる、が、それは寸前で止まった、いや止めたのだ。 するするとスローに殴りかかっていく、ゆっくりゆっくりとゼルは進んでいく。 「ふん!このような子供騙しに…グッ!」 するとリルムがブリサラを放っている、竜王は気をゼルに向けていたので気がつかなかった。 今だ!と瞬間的に思ったロランとサックスは竜王の両足に斬りかかった。 「ハァァァァァ!!」 「うぉぉぉぉぉぉ!!!」 その二つの声が重なり竜王に斬りかかる、二人の全力は竜王をふらつかせた。 その時だった、ゆっくり進んでいたゼルがいきなり光よりも早く動き始めた。 そう、彼は空気の壁を打ち抜いていたのだ、光を超越するパンチは相当なダメージをもたらした…だが。 「グォォォォ!ニンゲンドモガ!コノワタシニ!ハムカイオッテ!グオオオオオオ!!!」 なんてこった。と全員がそういった、あれほどの総攻撃を仕掛けながらも竜王は此方へ向かってくる。 咄嗟に体制を直した三人だが竜王の個素早い攻撃に吹き飛ばされ、壁に強く打ち付けられる。 ロランは多少素早く飛び退いていたので気絶は免れたが体が思うように動かない。 ゼルとサックスはモロに受けてしまった、壁にもたれかかり動かない。 そして、どんどんフルートとリルムの方へ向かう。 ロランは、助けようと思った、でも体が上手く動かない、ああもう駄目だと思っていた。 「フフフ、アトハキサマラダケダ!ジワリジワリトナブリコロシテクレル!」 すると竜王はその大きな手をリルムのほうへ伸ばした… が、その腕はいとも容易く吹き飛んだ、そう、その力の主はフルートだった。 嘗て魔神とまで呼ばれた武闘家時代の力が…ということは…。 「てめぇ…こんな小さい子を狙ってなぶり殺すだぁ?ザケんのも大概にしやがれ!」 すると、フルート一睨みした後は大きく拳を竜王に叩きつけ、折れていた右腕を完全にもぎ取った。 彼女が普段この力を発動できないのは彼女自身が知らないからなのである、そして普段の彼女も使えない。 ブチギレた時に使える、異常な力なのだ。 「ウギィヤァァアアアア!!!」 鳴り響く、竜王の悲鳴、怒りに満ちるフルートの表情。 そんなフルートをリルムは、ロランは、ただ、ただ、見ていた、戦うことも忘れて。 「テメェはこのフルートが直々にブチのめす」 その目と気迫は嘗ての勇者に似ていた。 そしてリルムも、そんなフルートの陰で、ある呪文を唱えていた。 【サックス(重傷&気絶) 所持品:水鏡の盾 草薙の剣 チョコボの怒り 【フルート(プッツン&重傷) 所持品:スノーマフラー 【リルム(負傷) 所持品:英雄の盾 絵筆 祈りの指輪 【ロラン(重傷) 所持品:ガイアの剣 ミンクのコート 【ゼル(重傷&気絶) 所持品:レッドキャップ ミラージュベスト  行動方針:傷の治療(ロラン)竜王をブチのめす(フルート)フルートを援護する(リルム)】 【現在位置:ナジミの塔入口 【竜王(竜化) 所持品:裁きの杖 魔法の法衣  行動方針:目の前の人間を殺す】 【現在位置:ナジミの塔入口

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