105話

「105話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

105話」(2008/02/05 (火) 04:59:38) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*第105話:療養 森の中、普段はのどかな川のほとり。そこで、ギルダーは木にもたれかかり、必死で荒い呼吸を整えていた。 彼の通った後を、点々とピンク色の水が汚している。水に溶けかかった血の色だ。 「…はぁっはぁっ、…げほっ… ……」 …苦しい。意識がぼんやりする、眠い。しかし、もちろん眠るわけにはいかない。 何とか目を開けて、傷口に手をあてがいながら回復魔法の詠唱をする。ますます体力が減るが、まず傷を治さなくては。 傷自体はそんなに酷くないのだが、水の中に入った事で必要以上に血が抜けてしまい、体力をかなり消費してしまった。 …そのせいか、上手く魔力が高められない。ケアルラ三回でやっと傷口がふさがった。 (俺を追ってくるだろうか…ドーガ) ふと、思い出す。…まさか、剣を素手で受け止められるとは思わなかった。ライトブリンガーには紫の血液が付着している。 クリスタルの力を決して悪用してはならないとはよく言われた。ドーガは道を踏み外した自分を、殺すのだろうか。 おそらくは…そうだろう。次も逃げられるとは限らない。遭遇しないように気をつけなくては。 空の色が変わり始めている。日没が近い。とりあえずマントを手ごろな木に引掛ける、気温の下がる前に乾かさなくては。 …夜が明けるまでは、ここでじっとしていよう。ここなら身も隠せる、下手に動くよりは安全だろう。 【ギルダー(MP大幅消費・疲労) 所持品:ライトブリンガー・雷の指輪・手榴弾×3・ミスリルボウ  行動方針:夜明けまでは身を隠し休息 最終行動方針:生き残りサラの元へ帰る】 【現在位置:アリアハン東山脈中央部の森・川辺付近】

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。