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*第202話:更に走る者達
俺達は走る、闇夜をただ走る。
かなり涼しい。暑過ぎず寒すぎずで疲労し辛いから丁度良い。
俺たちは走る、寒空の下を走る。
状況が状況の所為か、少し肌寒くも思える。これだから人が傷つくのを間近でみるのは嫌だ。
次の一手を考えないと、死ぬと思った。
バッツは戦闘には長けている。きちんとした作戦、段取りを考えれば安全だろう。
レーベに着いたらまずは宿屋で潜伏しよう。そして一手を考える。それができなければ…その時、か?
俺はやっとローグの走りに追いついた。
あいつは走りながら何かを考えているようだった。
器用な奴だ。凄いスピードで走ってるのにそれでまだ考える余力があるなんて。
アリアハンには大勢の人間が居た。
しかも手負いの者は居れど、強い人間は揃っている。
全員が俺たちを追いかけることは…あいつらの行動から見れば大丈夫だろうが。
問題はあいつらの元にゲームに乗った奴が闖入した場合だ。もしそうなればあそこは修羅場確定。もう戻る事が出来ないだろう。
俺たちはかなりの距離を走っている。
レーベまで早く着くと良いんだが、問題はこのペースだ。
休憩もなしに今も走りっぱなしだ。足が疲れる。
橋は越えた。アリアハンはもう見えない。なら少し休憩を取りたいと思った。
アリアハンからは離れた。もう影も見えない。
幸運にも人の姿は目撃していない。恐らく大丈夫だ。
しかしこのままレーベに行けるかどうかが微妙だ。
バッツを俺個人の考えでひた走らせてしまった。
仲間に迷惑をかけるのはよくない。酷使すれば信頼も戦力も崩れてしまう…よし。
さっきからローグは凄い汗を流している。
考えることに集中している所為でもあるが、疲労の所為か足に躓きそうにもなっている。
俺はまだ体力はあるし…いや、実は微妙だ。かなりキツい。
さっきの女も足を怪我したし…大丈夫だろう、追ってくることは無い。
問題はこいつだ。ああ、もう見てられねぇ。
「ローグ、休憩するぞ!もう……アリアハンは…影も形を見えないしな…」
「ありがたい…俺もそれを提案しようと……思ってたから…よ!」
【バッツ(多大な疲労) 所持品:チキンナイフ、ライオンハート、薬草や毒消し草一式
第一行動方針:闇夜に紛れて休憩 第二行動方針:レーベの村へ 第三行動方針:レナ、ファリスとの合流】
【ローグ(多大な疲労) 所持品:銀のフォーク@FF9 うさぎのしっぽ 静寂の玉 アイスブランド
第一行動方針:闇夜に紛れて休憩 第二行動方針:レーベの村へ 最終行動方針:首輪を外す方法を探す】
【現在位置:アリアハン西の橋の更に少し西】