312話

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*第312話:この暗い空の下で ひとまず次のフィールドへ移動するためレーベ南部の森を歩くリュックとわたぼう。 後ろを歩いていたわたぼうが立ち止まる。 何事か、と振り向いたリュックは、空を見上げるわたぼうの姿を眼にした。 「わたぼう、どしたん?」 リュックが声をかけ、わたぼうと同じように空を見上げる。 雲一つない、澄み切った青い空。 「空、きれいだな、と思って…」 「ほんとだねえ」 しかし突如、空を見上げていたリュックの眉がひそめられる。 ー綺麗な、空…? 目を閉じ、もう一度目を開けた視線の先では、今度は空がどす黒く染まって見えた。 この島で行われている殺し合いの結果生じた、生者のものとも、死者のものとも知れない負の感情。 怨嗟、無念、後悔、苦痛、恐怖、狂気ーそんなものが渦巻いて、綺麗なはずの空を暗くしている。 しかし、そのことをわたぼうには告げない。わざわざ刺激する必要はない。 代わりに口にした言葉は。 「こんないい天気の日にはピクニックがしたいよね」 それを聞いてわたぼうが吹き出す。 「いいね。どこ行こうねえ」 「ミヘン街道とかビサイド島とかナギ平原とかがいいかな。後は…ザナルカンド?」 「全部僕が知らない場所じゃないかよ~」 そんな冗談を交わして、笑い合う。 再び歩き出しながら、リュックは思う。 ―――この暗い空の下でも、笑えるんだね、あたしたち。 だったら、まだ希望はあるはずだ。 やがて木々の隙間から旅の扉の青白い光が見えてきた。 そして二人が旅の扉に到着して見たものは瀕死で倒れている二人の人物・・・フライヤとベアトリクスと リュックたちとほとんど同時に到着したレオであった。 【リュック(パラディン)   所持品:バリアントナイフ マジカルスカート クリスタルの小手 刃の鎧 メタルキングの剣 ドレスフィア(パラディン) 【わたぼう 所持品:星降る腕輪 アンブレラ  第一行動方針:次のステージへ移動  第二行動方針:アリーナの仲間を探し、アリーナ2のことを伝える  基本行動方針:テリーとリュックの仲間(ユウナ優先)を探す  最終行動方針:アルティミシアを倒す】 【レオ 所持品:吹雪の剣 鉄の盾 神羅甲型防具改  第一行動方針:怪我人を助ける 第二行動方針:ケフカ殺害 基本行動方針:ゲームに乗らない】 【フライヤ(瀕死、全身骨折、気絶)  所持品:アイスソード(破損)  行動方針:不明】 【ベアトリクス(呪いによる精神支配・暴走・瀕死)  所持品:血のエンゲージリング 君主の聖衣 アルテマソード  第一行動方針:死を待つ】 【現在位置:レーベ南の森中央】

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