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*第300話:Dancing Mad
蛇のようにうねりをみせる山脈地帯。
ケフカが旅の扉まで辿り着くのは簡単であった。
なぜなら、旅の扉の青い光が遠くからでも確認できたからである。
そして辿り着いた後、ケフカは旅の扉の前で、紙切れを一枚ずつ旅の扉へと投げ込んでゆく。
何とも不気味な光景だろうか、笑いながら紙切れを投げ込む姿はこの世のものとは思えなかった。
地獄絵巻の悪魔のように歪み、鬼の邪悪な笑みを浮かべている。
まるで狂っているかのように。
一枚目―――
これでレオの命もお終いだ、ゆかい、ゆかい、ハーッハッハヒャッヒャヒャ!
二枚目―――
…さてと、今でもレオ将軍はお元気でしょうか。ぼくちんはとても貴方を殺したいほど元気です。
三枚目―――
…あなたの友人セリス将軍は元気でしょうか?そういえばもうお亡くなりですねぇ。
四枚目―――
……しかし、このゲームというのは本当に面白いですね、ヒャッヒャッヒャ!! ツマラン!
五枚目―――
大体、あの魔女はなにが一体したいんでしょうか。ぼくちんにまでこんな首輪つけやがって。
六枚目―――
ちくしょう。あの魔女め、えらそうな顔しやがって……それにこんなこと一日で飽きちゃうだろ
七枚目―――
ぼくちんは三闘神の力をもっているんだからな!!神だ、神!
八枚目―――
そうだ、ぼくちんが一番偉いんだからな!!このゲームも参加者も主催者もみ~んなハカイだ破壊ッ!!
九枚目―――
そうすると、ぼくちんは……まず魔女に会う必要があるな……つまり……
十枚目―――
…そうだな、このぼくちんが…このゲームの脱出に乗ってみるのも面白いかもしれないですねえ。
で、参加者と魔女と戦って、魔女と参加者が弱っているきたときに、ぼくちんが両方に止めを下す。
これだ!なんとも面白いじゃないか!!
愚かな希望というものが絶望にと変わってゆく光景はどんなに楽しいものだろうか。
ぼくちんを受け入れない世の中を全て壊し、そしてぼくちんは神として降臨する
な~~んてすばらしいんでしょう。
おやおや、残り一枚になりましたか。
さてと、残りはこの紙だけですね。レオ将軍の写真が入ったこのページですね。
お別れです、レオ将軍。
ケフカはレオ将軍のページを旅の扉へと投げ込んだ。
そして体を狂気で纏わせながらケフカも旅の扉へと身を投げる。
この世のものとは思えない形相で。
狂ったように、壊れたように。
そして、旅の扉には禍々しい空気だけが、
残った。
【ケフカ 所持品:ソウルオブサマサ 魔晄銃 ブリッツボール 紙切れ10枚+破りとったレオのページ
第一行動方針:できるだけ多くの人にデマを流す 最終行動方針:ゲーム、参加者、主催者、全ての破壊】
【現在位置:新フィールドへ】