139話

「139話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

139話」(2008/02/16 (土) 15:43:07) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*第139話:虚無の襲撃者 クラウドは逃げた。夢中で走った。 ――大きな建物と町らしいものが見えてきた頃、地鳴りと轟音が彼を転倒させたが、それが彼をかえって落ち着かせた。 虚空のスクリーンに現れた魔女が、次々に死者の名前を読み上げてゆく。 「バレット…エアリスも」 彼は地面に膝をついたまま、拳を握り締めた。が、悲しむ余裕など無いのもわかっていた。 ユフィ、シド、ザックス…そしてティファ。彼らは果たして無事だろうか。 早く探し出さねば。その思いが彼を立ち上がらせる。 追ってきたはずのセフィロスと、もう一人はどうした? 辺りを注意深く見回すと、遥かに見える岩山のほうから、一人の黒髪の女が歩いてくるのが見えた。 「この辺は危険だ!早く…」 逃げろ、と言おうとして彼は息をのんだ。女の瞳を、見てしまったから。 赤い瞳にあったのは、殺意でも、狂気ですらなく。――ただ、深淵。 クラウドは、悪寒を覚えて飛び退った。彼の中の何かが 「危険だ」 と告げる。彼がアルテマウェポンを油断なく構えると、 女-パインは、無言でアイスブランドを振りかぶった。 (くそ!近くにセフィロス達が居るかもしれないってのに!) 彼は内心で舌打ちをして、最初の一撃を迎え撃った。 【クラウド 所持品:おしゃれなスーツ アルテマウェポン  第一行動方針:パインと戦う 最終行動方針:ゲームから生きて抜ける】 【パイン(ダークナイト:凶暴化)  所持品:うさぎのしっぽ 静寂の玉 アイスブランド ドレスフィア(ダークナイト)  行動方針:全員殺害。正気を取り戻した場合は不明】 【現在位置:アリアハン城下町南の入り口付近】

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。