319話

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*第319話:焔色のサラマンダー 岬の洞窟から駆け出したサラマンダーは、森の木の上に身を潜め静かに待っていた。 追撃が来ることを予想し、森で待ち伏せていたが当てが外れたようだ。 だが、うかつに動き回るよりも、一箇所に身を隠し待ち伏せしたほうがいいと考え。 その後も参加者が通るのをそこで辛抱強く待ち続けた。 しかし、幸か不幸か参加者がサラマンダーのテリトリーに来ることはなかった。 こういう殺し合いのサバイバルならば自分の殺し屋である領域だ。 人を殺すことに躊躇いなどはない。 だが、気がかりはジタン達だ。 あいつ等が勝手にくたばるのならば知ったことではない。 だが、流石に顔なじみを自分の手で殺すのは少しためらわれた。 「フッ…焔色のサラマンダーも甘くなったものだ」 そう一人呟き、待ち伏せていた木の上から降りる。 もう残り時間も少ない、もう参加者がここを通ることはないだろう。 「ここから一番近いのは砂漠か」 広げた地図をしまい、サラマンダーは砂漠に向けて歩き出した そして何事もなく砂漠にたどり着く。 そこに見られる戦闘の後、それを横目に見ながら。 サラマンダーの体は青い光に包まれた。 【サラマンダー 所持品:ジ・アベンジャー(爪) ラミアスの剣  基本行動方針:参加者を殺して勝ち残る(ジタンたちも?) 】 【現在位置:新フィールドへ】

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