14話

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*第14話:悩む盗賊 ルイーダの酒場のカウンターで、ローグは悩みつづけていた。 元の世界での仲間と合流するべきか、多少危険でも一人で行動するべきか。 支給品がどう見てもハズレ――妙なフォーク一個だということを入れなくても、仲間は多いほうがいい。 だが、問題は仲間たちの性格だった。 すごろく場はまだしも、神竜相手に「エッチな本」まで要求した勇者。(まあ、本当によこす神竜も神竜だが) 二重人格で、どちらの性格でも手に余るフルート。 何考えているのかわからないがとにかく自信家で、正義感も強いがプライドも同じくらい高いセージ。 一番まともなのが、一番まともに見えない職業「盗賊」の自分なのだから笑うしかない。 「協力させても俺の足を引っ張る……だろうな、あいつらなら」 彼はゲームに乗るのではなく、それ以外の方法で終わらせる――つまり、首輪を外す方法を探すつもりだった。 しかし仲間たちの性格では、協力させたところでミスや事故を引き起こす可能性が高い。 呪文の使えないローグとしては、解呪・解錠系の呪文を心得ている協力者がほしいのだが…… 問題は仲間たち以外に、平和主義者でそういった呪文に精通していて、かつしっかりした性格の人物がいるかどうかだ。 「最悪の場合、誰を頼るか……やっぱセージの野郎か?」 勇者は呪文を使えるが、さほど詳しいわけでもない。 フルートは論外だ。キレたら仲間でも殺される。 勇者の父親・オルテガを頼りにすることも考えたが、すぐに諦めた。 いくらなんでも面識が少なすぎる。 ゾーマの城と、神竜に三個目の願いを叶えてもらった後で勇者の家に泊まった時、 その二回だけしか顔を合わせていないし、ましてや直接話したことなど一度もないのだ。 それに呪文が使えることは知っているが、だからといって呪文の知識を持っているとは限らない。 となると、残るはセージだけだ。あまり気が進まないが。 「ちくしょう、一人ぐらい普通の性格で呪文に詳しくて頭が良くて腕が立つ心優しい人間はいねーのか!」 そんな完璧超人がそうそういるわけないと思いつつも、ローグは叫ばずにいられなかった 【ローグ(男盗賊) 所持品:銀のフォーク@FF9  第一行動方針:協力者かセージを探す 第二行動方針:首輪を外す方法を探す】 【現在地:ルイーダの酒場一階】

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