FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 339話


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第339話:人と焦りと不愉快と


カイン達4人が森を進んでいた。静かに、ただ静かに進んでいた。
そして、セージとタバサが何度目かの地図のチェックをしている時に、カインは気づかれぬようにスミスに話しかけた。
「とりあえずお前の気持ちは汲み取ってやる…隙あらば殺してやる」
(ああ、本当に頼むよ。うざったくて堪らない)
「……だが、それはもう少し待ってくれないか?」
(…………はい?なんでだよ、言ってる事が違うじゃないか!)
念を送り、返事をするスミス。だがそれは納得のいっていない返事だ。
当然だ。早く殺して欲しいのにそれを待てという。どういう事か。

(どういう事?まさかしばらく利用する為に猶予を与えるとか?)
「それもある…だが、俺たちはこの世界をまだ良く知らない。城に到着してここの事をよく調べてからでも良いだろう」
(成程…迂闊過ぎるのは危険だしね。でも城に着いた途端離れ離れにって事は……)
「当然その可能性は考慮している。まだあいつらには明確な敵意を見せてはいない。
 逃げられても支障は無いだろう。それに敢えて逃がして泳がせるのもありだろう……」
ここまで話すと、「あいつら」…セージ達が確認を終えたと言った。
「話はここまでだ……焦りすぎるな。身を滅ぼすからな。俺達はほんの少し前に人を裏切ったばかりだ」
(肝に銘じておくよ……不愉快ではあるけどね)



「不愉快だ!」
アルガスはそう叫び、不貞腐れた様に青空を見上げた。

そうだ、あの時銀髪の男がこなければもう少し焦らずに行動できたものを。
出来る限り早くアイテムを収集するなどの行動を起こしたかったのだが。
「くそっ……まぁいい、焦りすぎても良いことは無い。肝に銘じるんだ…こういう事だ」

彼がいるのはジェノラ山の山頂。そう、焦って次のことを考えずに安易に扉に潜り込んだ割に、場所が最悪なのだ。
「こんな山に登る酔狂な人間もいないだろうし…くそっ、他の人間とコンタクトが取れないのも不安だ……」
そう、他の人間との交換交渉すらも出来ない。下へ降りるのが億劫。その気持ちを込めて、また彼は叫んだ。
「不愉快だ!!」



「全く…不愉快だ」

サラマンダーはがむしゃらに、だが闇雲に疾走していた。
それは新たな獲物を探すためにだった。だが、それよりもまずは出口を探す。
ここは他と隔絶された鉱山らしい。人気がしない。人がいる気がしない。
だが万一人に会い、それが自分よりも強い人間だったとしたら退避することも考えなければならない。
しかしここは鉱山。一つ間違えば袋小路となるだろう。
早くこの鉱山から出たい彼は、内心焦りを感じていた。

そして暫く疾走し、彼はようやく理解した。
彼は、確実に鉱山内で迷っていた。
それは彼の焦りがもたらした結果なのだが、それがまた彼にとっては不愉快であった。

「どこだ……!」
未だ見つからぬ出口。露呈する余裕の無さ。疾走したことで生まれた疲労。
それらがサラマンダーを蝕んでいく。
そう、それらは全て一つの焦りから生まれたものだ。


そう、アルガスにしろサラマンダーにしろ、あの竜騎士の言う通りだ。
焦りは、身を滅ぼす。

【セージ 所持品:ハリセン ナイフ
 第一行動方針:サスーン城へ行く 基本行動方針:タバサの家族を探す】
【タバサ 所持品:ストロスの杖 キノコ図鑑 悟りの書 ナイフ 
 第一行動方針:スミスの呪縛を解く 基本行動方針:同上】
【カイン(HP 5/6程度) 所持品:ランスオブカイン ミスリルの小手 えふえふ(FF5)
 第一行動方針:焦らず時を待ち、好条件が揃ったところで隙を見てタバサを殺す
 最終行動方針:殺人者となり、ゲームに勝つ】
【スミス(変身解除、洗脳状態、ドラゴンライダー) 所持品:無し
 行動方針:カインと組み、ゲームを成功させる】
【現在位置:カズスの街北の草原からサスーン城方面の森へ】

【アルガス(視覚聴覚は通常状態へ)
 所持品:カヌー(縮小中)、兵士の剣、皆殺しの剣、光の剣、ミスリルシールド、パオームのインク
 妖精の羽ペン、ももんじゃのしっぽ、聖者の灰、高級腕時計(FF7)、インパスの指輪、他2人分の支給品、武器ではない。
 第一行動方針:これからどうするか考える
 最終行動方針:脱出に便乗してもいいから、とにかく生き残る
【現在位置:ジェノラ山 山頂】

【サラマンダー(疲労) 所持品:ジ・アベンジャー(爪) ラミアスの剣
 第一行動方針:鉱山の外に出る(道に迷っています)
 基本行動方針:参加者を殺して勝ち残る(ジタンたちも?) 】
【現在位置:ミスリル鉱山内部(階層不明)】