第24話:ガメゴン
「ほらガメゴン、霜降り肉だぞ」
「……」
「ほら食べなって」
アリアハンに降り立ったルカはこれからのことを考えた。
自分はマスター、しかし手持ちのモンスターはいない。でも支給品に霜降り肉が入っていた。
ルカの出した答えは簡単だ。いないなら捕まえよう。
そして近くにいたガメゴンとおぼしき亀に肉を食べさせようとしているのだが
「いい加減にせんか!わしはガメゴンではない。賢者ギードじゃ!」
「そーかお前の名前はギードっていうのか。じゃあ行くぞ」
当然のごとく歩きだすルカをギードが呼び止める
「どこへ行く気なんじゃ?」
歩きだしたルカが振りかえって言う。そんなこともわからないのかと言った目をして
「決まっているだろ。イルを捜しに行くんだよ
あと、マスターの言うことはちゃんと聞かないとダメじゃないかギード」
唖然としているギードをおいてどんどん歩いていくルカ。
軽くため息をついたあとにやれやれと言った様子で追い掛けていくギードだった。
【ルカ 所持品 霜降り肉 ほしふりのオーブ
行動方針:イルを捜す】
【ギード 所持品 ?
行動方針:ルカについていく】
【現在地:ナジミの塔宿屋】
最終更新:2008年02月16日 01:33