FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 343話


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第343話:生きるという意味


レーベの村を発ったソロたち。
旅の扉から放り出され、その場に着地しあたりを見渡すと。
どうやらそこは、どこかの村の入り口の辺りのようだ。

ふとソロが横を見ると、何かを見つけたビビが、怯えるように震えていた。
「どうしたんだい? ビビ」
そう聞かれたビビは、何も言わず村の入り口を指差した。
ビビが指差した方向を見つめると、こちらに向かってくる人影が見える。
そして、ビビがポツリと呟いた。
「…クジャ」

「…やあ、ジタンと一緒にいた黒魔道士か…」
近づいてきたクジャは、少し残念そうに呟く。
「君でもいい…教えてくれ、生きると言う意味を」
ふらふらと酔っ払ったような足取りで、クジャはビビに近づく。
「限られた命に何の意味があるというんだい?
 自分のいない世界にどんな価値が?
 代用品として生まれ、命に制限をかけられた僕に何の価値がある?
 君も同じはずだ、戦うために生まれた、制限の生。
 そこにいったい何の価値がある。
 教えておくれよ、生きると言う意味を!」
クジャは叫ぶように問いかける。

ビビの瞳には、なぜか彼がとても弱弱しく映った。
戸惑うように、ビビは深く帽子をかぶりなおす。
「…そんなこと、僕にもわからないけど、
 たとえ限られた命だって、生まれ方が間違っていたって、ボクはいいと思うんだ。
 短くったって、いろんな人たちと出会ったりして、友達になって…
 たとえボクが死んでも、そこで出会った人たちとの思い出やつながりは残るんだ。
 それが多分、ボクの生きる意味、なんだと思う…」
小さな声で自信なさげに、それでもはっきりとビビは言った。

その言葉を聞いたクジャは、うずくまるように顔を覆い、ビビを見つめる。
「…わからない、僕には理解できないよ…」
クジャが手を突き出し、空から落雷が降り注ぐ。
それはビビの目の前を掠め、ビビは衝撃で吹き飛ばれる。
「わからない…わからないんだ!」
近くで動向を見守っていたソロたちが、ビビのもとに駆けつける。
そしてただ一人、ピサロがクジャへと向かい疾走した。

クジャはそれを迎え撃つが、重症のためかかその動きは鈍い。
それでも並みの戦士よりは早かろう、だが今は相手が悪い。
敵は自分と互角に近い力を持つ者。この差は決定的だ。
ピサロは一瞬でクジャの懐にもぐりこみ、スプラッシャーで胸元を貫いた。

血が溢れる。
死ぬ…。
このボクが?
そんなことはありえないし考えられない。
たとえ一度死んでいようと、そんなことは関係ない。
僕は死にたくない。
自分のいない世界など考えられない。

クジャは走った。
ただ死から逃れるために走った。
ピサロは逃走するクジャを見つめ、深追いはせずソロたちのもとへと戻って行った。


どこをどう走っただろう。
傷も気にせず、ただ死から逃れるために全力で走った。
草原を走ったかもしれない。森を抜けたのかもしれない。
誰かとすれ違ったかもしれない。
そんなことは全て関係がない。死が追いかけてくる、だから逃げる。

そして体力の限界がきたころ、目の前に人影が見えた。
彼はその人影を確認し、ふらつきながら近づいてゆく。
「やあ…探したよ、君に…会いたかったんだ」
たどり着いた先、ついに彼は望んだ再会を果たした。

【クジャ(HP 1/10 瀕死、MP消費) 所持品:ブラスターガン 毒針弾 神経弾
 第一行動方針:出会った人物と話す どちらとであったかは不明 最終行動方針:最後まで生き残る】
【現在地:?】

【ソロ 所持品:さざなみの剣 天空の盾 水のリング グレートソード キラーボウ 毒蛾のナイフ
 第一行動方針:町を調べる
 第二行動方針:これ以上の殺人(PPK含む)を防ぐ+仲間を探す】
【ピサロ(HP3/4程度、MP3/4程度) 所持品:天の村雲 スプラッシャー 魔石バハムート 黒のローブ
 第一行動方針:町を調べる 基本行動方針:ロザリーを捜す】
【ロック 所持品:キューソネコカミ クリスタルソード
 行動方針:生き抜いて、このゲームの目的を知る】
【ヘンリー(6割方回復) 所持品:G.F.カーバンクル(召喚可能・コマンドアビリティ使用不可)
 第一行動方針:ピサロ達についていく 第二行動方針:デールを止める(話が通じなければ殺す)】
【ターニア 所持品:微笑みの杖
 第一行動方針:ピサロ達についていく 基本行動方針:イザを探す】
【ビビ 所持品:スパス
 第一行動方針:ピサロ達についていく 基本行動方針:仲間を探す】
【現在地:ウルの村入り口】