FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 361話

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第361話:殺人依頼


このゲームの開始から、対した手合いにも会えず。
新大陸に降り立ったかと思えば、数時間も同じ場所をグルグルと歩きまわされる。
サラマンダーのイライラは頂点に達していた。
「全く…隠し扉とは…」
何とか隠し扉を見つけたサラマンダーは、苛つきながらそう呟く。
この洞窟に何もないのは、嫌と言うほど理解した。
サラマンダーは足早に出口へと向かった。

「お前もあいつの仲間か!?」
ミスリルの炭鉱を抜け出ると、唐突に横から怒鳴り声が聞こえた。
チラリと声の聞こえた方向を見つめると、そこには武器を構えた子供が二人。
それを見たサラマンダーは、軽く肩を落とし息を吐く。
ガキが二人。とても楽しめる相手ではない。
「…あいつと言うのが誰だか知らんが、俺に仲間などいない」
興味なさげに、それだけを言い放つ。
しかし、目の前の二人は警戒を解かず、武器を構えたままこちらを睨み続けている。
仕方なしに、サラマンダーは睨みつけるその瞳を見つめ返す。

男のほうの殺気はいい、ガキとは思えない程の『本物』だ。
育てばそれなりの手合いになるかも知れん。
だが、今はただのガキだ、興味がわかない。
「やると言うのなら止めておけ。ガキを殺す趣味はない。だが、やると言うのなら手加減は出来んぞ」
そう言ってサラマンダーは、気だるげに下げた両腕を頭上に構える。
その大きさと威圧感、直接向けられる本気の殺意に二人は思わず怯む。

「ねえ…イクサス」
バーバラは心細げにイクサスの袖を引き、逃亡を促す。
「…チッ」
イクサスは舌打ちをし、武器をしまうと踵を返し歩き始めた。

「おい、お前ら」
立ち去るその背中を、引き止めるようにサラマンダーが声をかけた。
「…なんだよ」
「そのあいつとやらは強いのか?」
「そんなこと聞いてどうする」
「強いのかと聞いている」
有無を言わせぬ威圧感を含んだその言葉に、イクサスは何かを思い出すように忌々しそうに歯を食い縛る。
「知るかあんな奴のこと! あいつはリチャードをマリベルをエーコを…ラグナさんを殺したんだ!」
正確には、エーコとラグナを殺したのはギルターだったが、そんなことはもはや、イクサスには関係がなかった。
「ほお…四人殺しか…」
サラマンダーはかみ締めるようにそう呟き、少しだけ口を歪ませる。

「いいだろう、その男の特徴を教えろ」
「は?」
イクサスが間の抜けた声を上げる。
「俺は殺し屋だ、俺が代わりにそいつを殺してやる。ちょうど退屈でイライラしていたところだ」
「…本当か?」
突然の申し出をしてきた大男に、イクサスは疑いの目を向ける。
「俺は下らん嘘はつかん」
全く変わらぬ調子で言い放つ、その感情は伺えない。

この言葉を信用してもいいのだろうか?
イクサスは考えこむ。
この言葉がたとえ嘘だったとしても、特に自分に損はないだろう。
もし本当ならば労をせずあの男を殺せる。
悪い話ではない。
少なくとも自分に損はないはずだ。

「…本当に本当だろうな?」
「くどい」
「…わかった」
イクサスは少しだけ躊躇う様な素振りを見せると、アーヴァインの特徴、そしてまだこの村にいるであろう事を伝えた。
後は、何人か仲間がいるかもしれないと言うことも付け足しておいた。
「…そうか」
本当に理解したのか疑いたくなるほど簡単にそれだけを言い、大男は踵を返し歩き始めた。

「おい、おっさん」
イクサスは立ち去るその背中に声をかけた。
「…なんだ」
足を止め、振り返らずにその声にこたえる。
「あんた名前は…?」
「…俺に名などない」
素っ気ない返事の後、赤髪の大男は少し考えるような仕草をしてこう言った。
「ただ、こう呼ばれた事もある。サラマンダー、焔色のサラマンダーと」

【サラマンダー(疲労) 所持品:ジ・アベンジャー(爪) ラミアスの剣
 第一行動方針:アーヴァインを探して殺す
 基本行動方針:参加者を殺して勝ち残る(ジタンたちも?) 】

【イクサス(人間不信)
 所持品:加速装置、ドラゴンオーブ、シルバートレイ、ねこの手ラケット、拡声器、
 紫の小ビン(飛竜草の液体)、カプセルボール(ラリホー草粉)×2、カプセルボール(飛竜草粉)×3、各種解毒剤
 第一行動方針:アーヴァインを探して殺す/ギルダー・スコール・マッシュを殺す
 第二行動方針:アーヴァインの仲間であるソロ達を殺す/生き残る】
【バーバラ 所持品:ひそひ草、様々な種類の草たくさん(説明書付き・残り1/4) エアナイフ
 第一行動方針:イクサスに着いていく 第二行動方針:自分をハメたアーヴァインに復讐する
 最終行動方針:エドガー達と合流/ゲーム脱出】

【現在地:カズスの村・ミスリル鉱山入り口】