FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 360話

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第360話:一瞬


旅の扉を抜けてウィーグラフは草原に降り立った。

前の世界では、ほとんど他の参加者と遭遇しなかった。
赤い髪の大男に、アグリアス・オークス。そしてライアンという騎士…。
百を越える参加者のなか、自分が遭遇したのはたった三人。
それでも時間が経つに連れ、参加者は確実に死んでいる。
どれほどの人数がこのゲームに乗っているか知る由も無いが
ゲームは滞りなく進行している。誰かが誰かを殺しながら。

自分の関与しないところでラムザ・ベオルブが殺されるかもしれない。
ウィーグラフに新たな想念が生まれた。それは焦り。
急がなくては。他の誰かの手ではなく自らの手であの男を殺す為にも…。
ウィーグラフは人が多く集まるであろう町を目指す事にした。
地図を広げ、現在地を確認する。

はぐりんは逃げていた。
セフィロスがティファを切り捨てる場面を目撃したのだ。
リュカ様…、こわいよう…。
はぐりんは一心不乱で逃げていた。
参加者中最速の逃げ足を誇るはぐりんを止められるものなどない。

それは偶然に偶然が重なって起こった。
はぐりんが全速力で逃げていた事。
たまたまウィーグラフがそこにいた事。
また新たな旅の扉が出現した事。

『金髪に気をつけろ』
目の前に突然現れた旅の扉から、そう書かれた紙が出現した。
はぐりんのスピードを持ってすら回避できない程の至近距離。
何が起こったか分からぬまま、はぐりんの視界は暗闇に閉ざされてしまった。

ウィーグラフはすぐ近くにに出現した旅の扉を、注意深く見守っていた。
何者が出てくるか分からない。そう、ラムザが出てくるかも分からないのだ。
暗闇の弓矢を旅の扉に向けて構えた。
とりあえず攻撃する。仮に自分とは無関係の他人であっても仕方ない。
それほどウィーグラフは獲物が奪われる事を焦っていたのだ。

一瞬。

ウィーグラフの放った矢は銀色の物体…、はぐりんを貫いた。

一瞬の暗闇。その一瞬に放たれた矢。

はぐりんは主人や仲間の事を考える暇すらなく絶命した。
ウィーグラフは命中するはずのない奇跡とも言える攻撃に成功したのである。
「首輪がある…。こいつも参加者か」
はぐりんのザックを回収し、荷物の確認もしないままウィーグラフは歩き出す。

彼は知らなかった。
たった今殺したモンスターが、どれほど自分を成長させたのかを。

ウィーグラフのレベルがかなり上がった!

【ウィーグラフ(急成長)
 所持品:暗闇の弓矢、プレデターエッジ、エリクサー×10、ブロードソード、レーザーウエポン、
 首輪×2、研究メモ、フラタニティ、不思議なタンバリン、スコールのカードデッキ(コンプリート済み)、黒マテリア
 第一行動方針:ラムザとその仲間を殺す(ラムザが最優先)
 第二行動方針:生き延びる、手段は選ばない】
【現在地:カズス北西の森西の草原→カズスに移動中】
  • ウィーグラフ本人は気付いてませんが、はぐりんを倒した事により遥かに強くなりました。
  • ケフカの紙にウィーグラフは気付かないまま放置しました。

【はぐりん 死亡】
【残り 74名】