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恥子 第六章 リビドーⅡ
昼間の出来事が蘇る。
私を拒絶した彼。
「お前らって女とマトモに会話できんの?(^-^)」
悔しい。憎い。腹立たしい。
どうして私は―
「ちんこにカビ生えてるぞ童貞クン(^0^)」
―マトモに恋も出来ないのか。
「僕ちんはギャルとセクロスしまくりだが(^-^;)」
見た目ってそんなに大事?
「任豚は豚みたいなツラを整形すればいいのに(^0^)」
ああわかってる。それはとても大事な事なんだよね?
「やっぱ人間顔が全てでしょ(^-^;)」
―――だけど
「おちんちんたってきた(^0^)」
性欲を、持て余す。
満たされてないからなのか、それとも私がそういう人間なのか、
セックスに対する感心は人一倍強いと思う。
あの時、「お兄ちゃん」に犯さされたショッキングな出来事も
今では私の“オカズ”だ。
・・
私のココはもう誰にも触れられる事もないんだろうな。
そっと手をやる。濡れていた。
―ナイテイルノ?
くちゃくちゃと淫靡な音を立てる。
感動の無い自慰。
気づけば、頬も濡れていた。
私はココロもカラダもナイテイタ
普通に恋して、普通に愛し合って、普通に重なり合う。
そんな「普通」は私にはとても難しい事なのだ。
生まれの不公平を呪えばいいのか。
誰にでも与えられるささやかな幸福が無い私。
(聡子よりもっと下の奴がいるじゃん(^-^;))
(ほら見てみろよゲハのクズ連中を(^0^))
(こいつら煽って楽しもうぜ(^-^)v)
うるさい、あんたは出てくるな!
(なんだよ聡子、お前は僕ちんだろう?僕ちんはお前だ(^0^))
違う、あんたはただの「恥Wii」だ!
(恥Wiiと聡子、どっちが本当のお前なんだろうな?(^-^))
(楽しいだろう?煽って釣って馬鹿にして・・・なあ?(^0^))
私はそんなんじゃない!私はもっと・・・
(もっと・・・なんだ?ほら、お前は恥Wiiになる自分が楽しい(^0^))
(いや、なったんじゃない、還ったんだ(^-^))
(お前がいるべき魂の器に(^0^))
私は・・・私は・・・
「生き恥ウゼえマジで死ねよ・・・お前こそ童貞だろ?」
(ほら、お客さんだぜ、ガツンと煽りカマシちまえ(^-^))
ワタシ・・・ハ・・・
「君マンコ見た事あるの?ないよね(^0^)
まあ幼女強姦とかはやめといたほうがいいよ任豚くん」
(よくできました!パチパチパチ(^0^)」
・・・・・・・
私・・・こんなんでいいのかなあ?お兄ちゃん・・・
お兄ちゃんは今どこにいるの・・・?逢いたいよ・・・
明け方のか弱い朝の光が差し込んだ部屋で
私は声を殺して、また、泣いた。