次回研究会のご案内

発表者:古川敏明(大阪大学)
題目:「ハワイ語する」−メディアにおける会話データの相互行為分析
日時:1月15日(火)17時~
場所:東京大学駒場キャンパス 18号4階コラボレーションルーム
(当日、4階でルームナンバーをご確認ください)

要旨:1980年代に始まったハワイ語没入教育以降、正規教育を通じたハワイ語の再活性化が実践・研究されてきた(e.g., 松原, 2002)。没入教育を受けた新たな母語話者たちが今後、次世代へとハワイ語を継承することができるかという新たな課題もある。一方、ハワイ語にとって比較的新しい使用領域であるメディアにおける言語使用を対象とする補完的な研究が不足している。本報告では間主観性に着目するエスノメソドロジー・会話分析的アプローチを用い、先住民関連トピックを扱うテレビやラジオ番組といった制度的場面における相互行為を分析する。特に、こうした場面におけるハワイ語を含む多言語な相互行為を分析し、会話の参与者たちが成し遂げる言説行為と意味世界、つまり「ハワイ語で話すこと」や「先住ハワイアンとして話すこと」の複層性に迫る。

参照文献
松原好次. (2002). ハワイ語の衰退と復権. ことばと社会6, 170-187.

最終更新:2012年12月21日 22:41
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