「神様童話。」(2005/09/01 (木) 08:15:43) の最新版変更点
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<p>イヴに生まれてきたかった。</p>
<p>生まれたときから運命の人がいるなんて、</p>
<p>焼付けの知恵で愛し合える人がいるなんて、</p>
<p>理解した瞬間から孤独なんて感じなかったのに。</p>
<p>私は イヴとして生まれたかった。</p>
<hr>
<p>神様は 独りぼっち。</p>
<p>孤独の中で 必死にアダムを創ったのに。</p>
<p>アダムも愛に飢えていたなんて。</p>
<p>ちゃんと 設定しとかなきゃいけなかったんだよ。</p>
<p>また 独りぼっちじゃん。</p>
<hr>
<p>
神教も、娯楽も、愛情も、悲哀もすべて亡くなってしまえば。</p>
<p>
私は 自由になりたいから、すべて 亡くなってしまって?</p>
<hr>
<p>この世界の創造者は? 神様。</p>
<p>この世界で一番賢いのは? 神様。</p>
<p>この世界で最も偉大なのは? 神様。</p>
<p>本当に そうなの? 誰か教えてよ。</p>
<p>私は 何に祈ればいいの?</p>
<hr>
<p>この感情も 神様が決めたことなんだったら、</p>
<p>あなたは偽者の彼氏を演じるのでしょう。</p>
<p>この容姿も 神様が決めたことなんだったら、</p>
<p>あなたは嘘の私を好きになったはず。</p>
<p>もう少し、私だけのものをちょうだいよ。</p>
<hr>
<p>
寂しくはないけれど、君が死んだのもあの方が決めたならば、</p>
<p>僕はあの方を恨むだろう。</p>
<p>それでも すがるものが見つからないから、</p>
<p>上手く自分自身もごまかして、運命なのだと</p>
<p>君の骨の前で泣き崩れよう。</p>
<br>
<p>
――――――――――――――――――――――――――――――――</p>
<p>《あとがき》</p>
<p>
神様とか信じてないんですけど、こんな世界観とか好きで・・・(でた!マニア。</p>
<p>神様を信じてる人間の心理とかおもしろくて・・・。</p>
<p>
いや~な気分になったかた ほんと すみません・・・・・・・・。</p>
<br>
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