曲紹介
歌詞
人間の感情を恐れる。
水に慄く猫のように。
狐を被って誤魔化した。
毛色の悪いその仮面は、
きっと誰にも馬れないでしょう。
犬が吠える。
犬が吠える。
それは怖がっている。
太陽が落ちることを。
終わってしまうことを。
優しい匂いのする言葉も、
群れを離れれば嘘を吐く。
孤独を恐れて饅頭になる。
その餡は感情を隠す。
皆、毒を盛っている。
哀しい独を喰わせあう。
あなたは考えずにいることが出来ない。
消したくて仕方がない。
潰したくて仕様がない。
それでもよいこでありたい。
だから、そっと、蹴るんだね。
まるで小説のように、
感情は醜い子供と一緒に遊ぶ。
泥塗れになって、
夕焼けと、血が滲むまで赤く暴れる。
それを見ている。
「それ」を見ている。
いつになったら眠るのだろうと、
私は、それを見つめている。
時計は疾うに止まっていたが、
私は、それを見つめている。
いつかあなたは望まなくなる。
そのときが、
さよなら。
人間の感情を恐れる。
水に慄く猫のように。
狐を被って誤魔化した。
毛色の悪いその仮面は、
きっと誰にも馬れないでしょう。
犬が吠える。
犬が吠える。
それは怖がっている!
知りたくない明日のことを。
聴きたくない感情を。
私は。
誰かが転ぶのを見て、
大笑いするんだ。
大笑いするんだ。
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最終更新:2023年12月12日 19:15