曲紹介
秋の終わりに、散りゆく紅葉の歌を。
歌詞
小さな掌にそっと 触れたあなたのその指先
「あたしを見つけてくれたの?」 問いかけは届かない
あなたの瞳にあたしが たとえ映らないとしても
その熱がここに宿る それだけでよかったのに
絶えることなく季節はめぐり 生まれ果てゆく生命<いのち>だから
冬が訪れ白く染まれば それさえ消えゆくのでしょうか
想い伝えるすべもなく 風は冷たくなってゆくだけ
「あたしを見つけてください」 祈りすら消えそうで
絶えることなく季節はめぐり 生まれ果てゆく生命だけど
めぐり逢うことを信じたかった さよならさえもう届かない
忘れ消えゆく運命<さだめ>の海へと 朽ちて重なるいくつもの願い
めぐりめぐる時が結ぶ奇跡 冬枯れの中 鮮やかに
絶えることなく季節はめぐり 生まれ果てゆく生命だけど
あの時くれた確かなしるしが いつかあたしを導くでしょう
すこし冷たい風に ゆれる小さな掌
夕暮れより朱く染めて あなたを待っています
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最終更新:2023年12月11日 22:22