雑音シニカルオルケスタ

ざつおんしにかるおるけすた【登録タグ:2011年 大円団P 鏡音リン

作詞:大円団P
作曲:大円団P
編曲:大円団P
唄:鏡音リン
コーラス:VY1

曲紹介

「きみはじつにげすだな。ポップ」
  • 大円団P の2作目。
  • とても下衆な歌になりました。今回はコーラスにみずきさんをお迎えしました。結構歌ってますがあくまでもコーラスです。(作者コメ転載)

歌詞

幼い頃に聞かされた言葉
今も大事にしているの
大切な宝物
どうやら
どこかの偉い人が
人生の最期に遺したものみたい。

『ゴミはゴミ箱に捨てましょう。』

拙い言葉は君の為に。
そんな意義のない声は今何処に。

私は
イカれたキャノンを突き刺して
歪んだ声を歪ませて
感情込めた無表情で
ゴミ箱に向けて歌うのです。

諦観固めた翼で
遍く地上を見下ろそう。
世界の音が届かぬ高さまで。

蝋で固めた翼よりは
高く、高く、飛び上がる
『太陽如きの熱量じゃ私は動かせないの。』

『さあさあ皆様手のなる方へ
 あちらの水は甘いぞ』
『急がば急げや無くなるかもね。』
『いえいえどうかお気になさらずに』
『私は独りこちらで珈琲でも啜りますから。』

名前のない歌よ君に届け。
ただ
名付けるような価値もないのだけど

淀んだ水も時が経てば
上澄み、澱、削ぎ落して
透明色に澄み渡るの

残ったものが わ た し で す。

素敵なノイズで響かせた
愛、希望、夢
その他諸々。
世界中の闇を裏返したような透明。

私の如き小人に
何も述べることなど御座いませんが
敢えて言わせていただくなら、

『眠いので静かにしてください。』

たとえ仄暗く、消えてしまいそうな
豆粒ほどの明かりだとしても
道標すら成り得ない
幽かな灯火でも

君が差しのべた手元を
ほんの少しだけ照らせるように

そんな歌が歌いたいの。

う そ で す

頑張る君に幸あれ
あわよくば頑張らぬ私にも。
平等を騙る不条理の名のもとに

たとえばこの世界が終わる
エンドロールに刻まれる名は
私も
君も
彼も
彼女も
どうせ、ただの『村人A』

くだらないなぁ。

周回軌道を乗り過ごし
周回遅れの私の声も

ほら!
こうやって響かせたら
案外聴こえるものでしょう?

『所詮こんなもの、この世界』
腐らせた言葉は無味無臭

そんな詰らぬ妄言より
笑えるうちは笑いましょう。

『決まって私はこう云うの。』

存外よかったよ、神様。

ほい。

コメント

  • この曲大好きなので感謝しますw -- 名無しさん (2011-07-17 12:52:42)
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最終更新:2023年12月12日 10:51