3-A


作詞:裏花火(物語原案:kiichi
作曲:なぎみそ
編曲:なぎみそ
唄:鏡音レン

曲紹介

レンはこの世界において招かれざる住人だった。
人と人との空虚な空間。統治という名の掌握。
彼は独りぼっちだった。あるいは、みんなが独りぼっちだった。
  • 絵師として有名な なぎみそ氏初のボカロオリジナル曲。
  • ダークヒーローものを狙いました。(作者コメ転載)
  • イラスト・動画を なぎみそ氏、背景を マクー氏が手掛ける。

歌詞

ブログより転載)

悪しき子供達 招かれざる住人
“仲間”と名乗る連中は支配者たちの正体を耳打ちする
統治という名の掌握 暴虐は人々の魂を食らい続ける
善良だった人々の心は虫けらのように死んでいき
悪意の球根は根を張り巡らせ 巨大な木陰が世界を呪う

次々と笑顔を失っていくクラスメイト
深く、漠然とした、途方も無い孤独
人と人との空虚な空間は言葉は届かず、思いも伝わらない

彼は独りぼっちで、みんなが独りぼっちだった

「もう終わりだ」とこの首筋撫でる声 道化じみた虚言癖
見知らぬ支配の繰り返しが永久に続いてく
薄青のリノリウム 侵食されてく環に届かぬ指を伸ばし空を掴む

空気淀みすべてが濁って僕の視界はゼロに染まってく
白く深層を縛る連鎖 それは存在のケクレのまやかし

ああ 追いかけてくる構造螺旋からつかまれ潰されて配列繰り返す
異変見つめる目を不変が見つめた さあ降り注げよ 砕けろ粉々に

「もう諦めるの」その震える細い肩 揺らぐ髪 赤い傷
逆巻き 吐き出せ 溢れ出して
はるか崩れてく架け橋 ウロボロス 払拭されゆく刃に
焼かれる喉が叫び肺が咽ぶ

空気透けてすべてが光って僕の視界はゼロに変わってく
逸る心臓を貫く音 それは法則のグレシャム逆流

巨大な大木が大事な人の心を陰らせる
深く傷つき、孤独の淵に追いやっている
「焼き払ってしまおう」
悪しき子供たちの誰かがそう思い 同じく、彼らの誰しもがそう思った

焦燥 群像 葛藤 本能 疾走 闘争 抗争 心臓
埋葬 空想 紛争 肖像 裂傷 結晶 瞑想 衝動

ああ 待ち受けている淀んだ破線から 誘い揺らめいて配列とめどなく
さあ 切り裂いてやる 壊れた架線から閃き崩れ去れ
鮮血鮮やかな不変見つめる目を可変が見つめた
さあ降り注げよ 砕けろ粉々に

――レンは考える。
焼け焦げた大木をぼんやりと眺め、あの子とどんな会話をしようかと。

コメント

  • 追加乙!!! -- 名無しさん (2012-02-17 21:46:31)
  • これいい!!!! -- ゆい* (2012-02-18 01:55:40)
  • 好きです。レンくんがカッコイイ(*´ω`*) -- 名無しさん (2013-07-29 22:38:07)
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最終更新:2023年12月12日 04:13