風見鶏のメランコリ

かざみどりのめらんこり【登録タグ:2009年 巡音ルカ 黄昏P

作詞:黄昏P
作曲:黄昏P
編曲:黄昏P
唄:巡音ルカ

歌詞


一面見透かすような青
いまにも届きそうで
伸ばした羽根は鉛の重さ
そうさ僕は飛べない鳥

どこにもいけないままで
夢だけ空に馳せた
寝ても覚めても
同じとこを
ぐるりと巡り続ける
僕の願い

涙を許されるのなら
泣いてもよいのでしょうか
こんな寂しい場所で
一人きり風を受けて

降り行く雨にさえも
口をつぐんだまま
自分の意志さえ持てずに
くるりからりまわる

風見鶏のメランコリ
こんな風に歌を歌えば
悲しくないよと笑う鳥
僕を置いて飛び去った


季節は繰り返して
雲だけ流れて行った
錆びついた羽が
ぎりりと鳴って
風を感じることも痛い

どうしてうまれたの
胸を焦がすかなしみは
「いつかは」なんて
慰めだけど
そっと口に出してみる

誰かに触れられたなら
何かは変わるでしょうか
具体性なんて何一つ
手持ちじゃないのです

風見鶏のメランコリ
屋根の上でくつろぐ猫は
ちらりとこちらを見たけれど
にゃあとないて背中を向けた


唯ほしかったのは
やさしい肌のぬくもり
隣で微笑んでくれる
誰かでした

風見鶏は錆びついて
もう二度と動かないけど
羽ばたいたよ心だけは
青い空吹き抜けた風が
頬を撫でた

風見鶏のメランコリ
今は自由に
なれたのかな
青い空に浮かんだ影が
なんだか
笑っているようだった

コメント

  • 追加乙! -- 名無しさん (2012-05-01 20:55:01)
  • 追加ありがとう -- 名無しさん (2016-10-29 18:34:39)
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最終更新:2023年12月12日 10:32