曲紹介
何んでもな~い 何んでもな~い
とある小説の中の一編をモチーフに作ってみました。
- チャカポコチャカポコチャチャラカスカカラ(作者マイリストコメ転載)
- とある小説とは 夢野久作氏 の「少女地獄」のこと。
- イラストを ハシモトスズ氏 が、動画を むーが氏 が手掛ける。
歌詞
何んでも無い出来事に怯えて
形振り取り繕うのでしょうか
何にも変え難いこの不安で
誰でも無い自分を誂える
愛嬌混じりの口三味線
たらんったったらん爪弾いちゃって
不愉快なメロディーとニヒルに塗れた夢を見る
満たされない心の隙間を押し広げてさ
偽りの景色もくるくるくるくる回り始めるし
泣いたって笑ったって止まることは無いので
尾を引く吐き気が心を掻き乱す
この褪せた世界など何時かは何時かは壊れてしまえばいいのにな
けれど悪夢なら覚めても覚めても終わることなんて無いのでしょう
憐憫与みして果てない果てない虚栄がぽつりと囁けば
何一つとして変わらぬ変わらぬ霖雨に一人嘆いて居ます
暗闇の中
お気に入りのジンクス信じて
マイノリティに溢れ満ち満ちた
自前のペシミズムを声高らかに
これからも生きて行くのでしょうね
椿の枯れ時とかに憧れてみたりなんかしてさ
ハイカラ気取った高下駄を
からんっかっからん響かせちゃって
鼈甲色に染まった 夢の中でもがく
悲しい時にはしくしく しくしく涙と憂いに明け暮れて
空しい時にはふらふら ふらふら自虐と懶惰に身を任す
寂しい時にはただただ ただただ矜持と理想にもの思い
そんな現にゆらゆら ゆらゆら後ろの正面誰
褪せた世界なら何時かは何時かは元通りにはなりませんか
もしも悪夢なら覚めても覚めても終わりなんて無いのだろうなぁ
憚り能わず尽きない尽きない欺瞞がぽつりと言うことには
何一つとして此のまま此のまま俄かに一人はにかんだとさ
ほらほら笑って笑ってる
暗闇の中からもう一度もう一度
コメント
- 追加乙! -- 名無しさん (2013-03-13 23:37:37)
- 夢野だよね絶対。この曲大好きです -- 無個性 (2013-03-15 16:44:54)
- 地獄少女かと思った -- d=(^o^)=b (2013-03-16 07:44:02)
- 何故伸びない。本当に大好きです。 -- 名無しさん (2013-04-03 16:11:21)
- 悲しい時には~後ろの正面誰までがかっこよすぎる! -- 名無し (2013-05-05 02:37:37)
- リズムも歌詞も、とっても好きです -- 名無しさん (2013-05-15 20:55:49)
- かっこよすぎて美しすぎる -- 桜姫 (2015-03-17 18:40:54)
最終更新:2023年12月12日 17:57