十二月の黄昏

じゅうにがつのたそがれ【登録タグ:2013年 La+ 猫村いろは

作詞:La+
作曲:La+
編曲:La+
唄:猫村いろは

曲紹介

「小夜」

――どれだけの夜を越えれば、僕は大人になれるのだろう
  • 3日連続アップの「小夜」シリーズ第2曲目。
  • イラストは眼鏡犬氏が手掛ける。

歌詞

作者配布のテキストより転載)

黄昏 綺麗な夕日
黄金色に染まる水面が頬を染める

いつか僕らが作った秘密基地
今はきっとそこはグレーの塊だ


見渡せばこの町に
あの頃はどこにもなくて

眩しいその光に
左手をかざした


そして

ひらひら舞って落ちてゆく
枯葉のような僕たちは
淡い淡い空が好きで
ずっと見つめていたんだ

だけど どんな風に吹かれても
あの空には届かない
冷たい風が嗤(わら)う
十二月の黄昏


草一つ生えてない河川敷
影踏みして遊ぶ子供たちの笑い声

「いつか大人になるのかな」なんて
考えてた頃は昨日のことのようで


まだ何も変われてない
まだ大人にはなりたくない

だけど影法師は
大きくなってく


そして

ゆらゆら舞って落ちてゆく
枯葉のような僕たちは
廻り廻り廻り廻り
廻り疲れているんだ

例えどんな風に吹かれても
あの空には届かない
冷たい風がさらう
十二月の黄昏


怪しく輝く 寂びた水銀灯が
照らした景色は
それはそれは冷たい世界


「空は青くて綺麗だね」
「夜は暗くて見えないね」
幼い頃に見た景色は
どれも綺麗な世界

だけど

この瞳に映るのは
僕の知らない世界だ
冷たい風が僕を
新しい場所へ運ぶ

コメント

  • 追加乙! -- 名無しさん (2014-06-04 20:57:16)
  • 何て素晴らしい曲(*´∀`*)もっと評価されるべき! -- 六文 (2015-09-22 02:02:48)
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最終更新:2023年12月12日 09:23