曲紹介
あめ あめ あめ
曲名:『あめ、かれるうそ』
歌詞
指のない鳩が 珊瑚の足で歩く
静かな朝 雨はもうやんだようだ
口のない蟻が 海綿質の顎で食む
静かな朝 雨はまたやんだようだ
ぐちゃぐちゃに
土朽ちて泡になりほろほろ煮崩れた
雲固まって礫になり僕に咲く蓮の花
そんな空想に満たされて 天気予報は雨
蔦の芽吹く頭を掻き混ぜて刈り取った
苔生した蝶が 胞子の羽で踊る
静かな朝 雨はもうやんだようだ
罅割れた犬が 瓦礫の鼻で廻る
静かな朝 雨はまたやんだようだ
ぐちゃぐちゃに
飛び跳ねてぶつかって かけては増えてゆく
混ざらない色彩の群れ 僕に咲く蓮の花
そんな空想を喩えては 消えてゆくのは僕
錆び付いたまぶたを閉じて呟く
「まだ大丈夫」
そんな空想に縛られて 微笑んだのはだれ
わかれてゆく体に 降り積もる雨の歌
拝啓 いつの日に縋るだろう君へ
僕に映る全てを抱きしめてくれますか
拝啓 いつの日にか眠るだろう僕へ
君に宿った空想はまだつぼみをつけていますか
指のない鳩が 珊瑚の足で歩く
静かな朝 またひとつ枯れたようだ
コメント
- いい!!! -- 名無しさん (2014-12-21 10:41:30)
- JOYSOUND配信してくれんかな… -- 名無しさん (2015-02-20 17:58:55)
最終更新:2024年03月25日 07:27