曲紹介
- こんにちは谷田さんの5作目。
- イラストは空斗氏が、動画はとにわ氏が手掛ける。
歌詞
(動画内より書き起こし)
イマニュエルが殺した神の死骸を
フリードリヒが葬って、春の終わりを知る。
乱反射するあの熱線と立ち込める蒸鬱が全身を貫いた。
天井を失った世界で真っ黒な宇宙へ放り出された。
じわりじわり自殺に追い込む病は快癒した。
シーシュポスは世界の無垢に触れた。
沈黙と怨恨の螺旋する春の背中を見送って。
無意味で、不条理で、いとおしい夏がくる、殺されないように気をつけなくちゃね。
生まれた時から重くのしかかっていた「彼岸の幻想」は霧のように消え去った。
岩に背を向けて、歩き始めなくちゃ。
もう夏はそこに。
生まれて初めての太陽の熱線が、蝉の協和音が、死と土と生命の芳香が、君達を粉々にしてしまうかもなぁ。
眼下に広がるあらゆる道徳を呪え。
夏がお前を殺しにやってくるから。
コメント
- いい -- 名無しさん (2015-12-14 21:41:23)
- 哲学的でかっこいい! -- 名無し (2016-08-08 10:25:37)
- エマニュエルがカント、フリードリヒがニーチェかな? -- 名無しさん (2018-12-18 00:15:59)
最終更新:2023年12月12日 10:14