滞留する秒針

たいりゅうするびょうしん【登録タグ:2011年 CapsLack 初音ミク

作詞:CapsLack
作曲:CapsLack
編曲:CapsLack
唄:初音ミク

曲紹介

  • CapsLack氏の3作目。
  • イラストは、am氏が手掛ける。

歌詞


いつか見たあの黒を声に声に
つかんで離したあの白を音へと変えた

椅子を引いた細い腕は焼けきって
遠い昔の射影機は音を立てて死んだ

帰り道水売りも明かりだけ
重くのしかかる重力は視線下げる

一歩進んだ駒だけじゃ役立たず
歪んだ思想かき分けて 醜い策を練る

消えて溶けていった足跡も忘れて
今を見るその目は黒一色で

浮かぶ流線型の泣き声 5:50(5時50分) 今はそのまま
止まる時間の中で動けなくなったのは誰のせい

沈む海底線をたどって叫ぶ 誰に聞こえる事もない
泡のように消えてった三秒

欠いた線の先端を螺子曲げて
淀んだ空気を遮った 遠い未来の影

一歩引いた前足を伸ばしても
全く届く気がしないんだ 伸ばそうともしないから

目を開けてみてよほら 綺麗な鈍色だ
伸ばした腕が眩むような 深い海の色だ

開く二重に鍵をかけた箱 5:20(5時20分) タイムトラベラー
今の君に言えることなんて考えても浮かばないんだ

沈む思考回路をたどって叫ぶ 届くかもわからない声
音の波は対流に呑まれた

伝う 錆びた電線を
乞う 秒針を止めて
今すぐその場所まで行けたら

追う 下るサーモメーター
乞う 秒針を止めて
進む針の音だけ

開く二重に鍵をかけた箱 5:20(5時20分) タイムトラベラー
今の君に言えることなんて考えても浮かばないんだ

沈む思考回路をたどって叫ぶ 届くかもわからない声
音の波は対流に呑まれた



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最終更新:2023年12月12日 10:54