曲紹介
−「未来」という意味をもつ名を付けられた、少女の未来。
それは誰の手の中にもあり、そして、誰も触れることができなかった。
守られるべきは、少女の日常と平和。−
" 普通の子と同じように 生きる権利があるはずだから "
- 初音ミク10周年記念にリリースされた曲のうちの一つ。
- イラストを 野上つな氏 が、動画を 佐久間よる氏 が手掛ける。
歌詞
これから話すのはひとつの物語
世界から隠された少女
未来 という意味の名前がつけられて
望まれて生を受けた私
明くる日送られる全ての人々へ
私のこれからの運命
言葉を話す時 病にかかる事
友達と喧嘩をする日付
未来のレコードは16歳までの
少女の記録を綴っていた
予言通りに生きてゆく幼い私
その日々は予め知られたもの
プライバシーなど何もない
彼女の心は誰が守るの？
世界は禁じたの 少女に話す事を
晒されていると知ったら壊れてしまう
世界は隠したの 少女のプログラムを
普通の子と同じように
生きる権利があるはずだから
やさしい人たちが防いでくれたのは
予言書の「怪我をする」項目
明くる日送られる全ての人々へ
災いを予知する号外
予言を破る事
それは少女以外の者たちの平和をも壊す事に
16歳のその日まで
ストーリーなぞり監視するべきだと
世界は禁じたの 少女への干渉を
邪魔をする者 容赦なく繋がれてゆく
世界は守ったの 少女の無垢な日々を
エピローグに導いたら
一体何が起こるのだろう
私が何も知らずに過ごしていた毎日で
予言を破ろうとする者たちとの争いは絶えず
私の未来 私以外 みんな全て知っている
私だけが何も知らずに…
誰にも変えられなかった未来
止められない悲劇から目を逸らす
15歳で出会い 翌年結ばれる
予言書が記す男の人
私を娶るのをひどく嫌がったの
人生を狂わされたから
それでもふたり出会い お互い少しずつ
惹かれ合い やがて愛し合って
新しい命を授かった私と
一緒になろうと手を握る
知らなかったの
デートの裏ではみんな盛り上げてくれようと演出して
あたたかい夜 腕の中
「実は君は…」と彼が口を開く
あなたは話したの 私に全ての事を
これまでの日々 最初から知っていたんだ
未来が重すぎて泣いた日もあったけど
美しい君 今は言えるよ
出会えて良かった
世界は隠したの 私に私の事を
「けれども僕は一生かけて 君を守るよ」
私は笑ったの とても驚いたけど
普通の子と同じように
生きてきたから幸せだった
話してくれてありがとう
全てを打ち明けて 心軽くなって
抱き合って眠りにつくふたり
遅く目覚めた彼 その目に映るのは
もう二度と目覚めない少女
コメント
- 追加乙！ -- 名無しさん (2017-10-20 20:04:26)
- ×それでも出会い 〇それでもふたり出会い -- 名無しさん (2018-03-14 22:30:28)
最終更新：2023年12月12日 12:15
