七月十九日は永遠に

【検索用:しちかつしゅうくにちはえいえんに  登録タグ:2017年 GUMI VOCALOID シャノン 曲さ
+ 目次
目次
作詞:シャノン
作曲:シャノン
編曲:シャノン
絵・動画:シャノン
唄:GUMI

曲紹介

曲名:『七月十九日は永遠に』(しちがつじゅうくにちはえいえんに
  • シャノン氏のVOCALOID処女作。
  • すごく寒いですが、季節は夏だと仮定して聞いてください。(作者コメ転載)

歌詞

(動画内歌詞より転載)

騒めき出していた
この街の 生きた痕跡たちの声
カーブミラーの死角を
抜け出せないでいた

空は燻んでいた
砂の上の祈り 攫われていく
七月はまだ 陽の射さない街
手を引き 連れられて
歩いた祭囃子は
此岸に遺された
者たちのため
鳴り渡り続ける――――

入道雲 何かの姿象って
知らない誰かの痕跡を
呻るように悼んでいた
そう見えたんだ

この町は
声なき声を匿って
祈るように切り取る
季節外れの百合の花
僕らはまだ信じなかった

報われないでいた
灰になった祈り取り残された
カーブミラーの死角や 病室の隅に
庭先の羊麻草の 花はいつか色褪せて
隣の家の猫は ある日いなくなった

一人宛もなく 歩いた祭囃子は
彼岸を指し示す
摺鉦の音
鳴り渡り続ける――――

千の風 神域の森過ぎ去って
知らない誰かの痕跡は
確かに命を繋いでいると
そう告げたんだ
この町の取り残された祈りを
拾い集めて薫る 季節外れの百合の花
その名残に確かに触れた

あっという間に七月は過ぎて
あっという間に七月になって
あっという間に七月は過ぎて
あっという間に七月になった

美しかった一瞬だった
数多の日 地の下の者たちへ
祈り捧ぐために
僕らは生きている

入道雲 まだ消えずにいた
何かの姿象って
知らない誰かの痕跡を
呻るように悼んでいた
そう見えたんだ

この街の 声なき声に擲った
言葉たちよ
鮮明に結ぶ 弔いの唄となれ
この街は普遍れていた
この歌は普遍れていく


コメント

  • とりあえず追加してみましたが、加筆修正等よろしくお願いします。 -- 名無しさん (2018-03-22 17:05:10)
  • よい曲だ……7/19は普仏戦争勃発、土用丑の日、ユナイテッド空港232便不時着事故、渋谷事件、映画青い山脈封切、ヘルシンキオリンピック開催、小説不連続殺人事件にて第三第四の遺体が発見される、サイボーグ009の日。 -- 名無しさん (2018-04-23 07:40:32)
  • 普遍で「ありふれて」って読ませるの最高 -- 名無しさん (2018-05-15 12:48:15)
  • 7/19は崖の上のポニョの公開日で、「魚」の類型と関連が見られる……らしい。 -- 名無しさん (2018-11-03 00:42:03)
  • 控えめに言ってもう好き -- 名無しさん (2019-03-01 18:40:16)
  • 7月19日! -- 名無しさん (2021-07-19 14:23:04)
名前:
コメント:
+ タグ編集
  • タグ:
  • シャノン
  • GUMI
  • VOCALOID
  • 2017年
  • 曲さ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月30日 20:35