海岸一線メトロノーム

かいかんいっせんめとろのーむ【登録タグ:2016年 Guiano IA VOCALOID か 曲 曲か】

作詞：Guiano
作曲：Guiano
編曲：Guiano
唄：IA

曲紹介

『　正直者になりたくないよ　』

• ぐいあの氏の十八作目。
• Illustration:Nanon

歌詞

（動画より書き起こし）

酷く辛い暗い痛い無神経な
風に流されて
もうどうしようもないのだろう
抜け出そうともがけばもがくほど
足を掬われ
揺れるアスファルトに沈んでしまうのだ

点滅し続ける信号機に
体が引っ掛かって
もうどうしようもないのだろう
抜け出そうともがけばもがくほど
やけに睨まれて
僕は海岸線を縫い進み歩くのだ

あぁ目に見えぬ程小さくなってさ
あぁまだ息をすることがこんなにも
辛いなんてさ

濡れたままの僕等を笑い飛ばした
あいつはあの先の交差点で
事故って死んでしまえば良いのに
僕等が駆け抜けた海岸一線は
ただの思い出に成り下がって
胸の内の内の内へ仕舞い込まれた

あぁもう分かんねぇや分かんねぇや
なんて刺激的なノイズが走る
馬鹿正直に生きている者だけが
本当に馬鹿を見ているようだ
それを幼いころに知っていた
僕達は馬鹿を見たくなくて
正直者になりたくないよ
「正直者になりたくないよ」

子供のままの僕等を殴り飛ばした
あいつは未知数の蜃気楼に
飲み込まれ死んじまえば良いのに
僕等が駆け抜けた海岸一線は
冷たいコンクリートに潰されて
来ない朝を今かと待ち続けていた

酷く辛い暗い痛い無神経な
風に流されて
もうどうしようもないのだろう
もし良ければこのまま
あの海岸線の向こう側へ
突き落としてはくれませんか

濡れたままの僕等を笑い飛ばした
あいつはあの先の交差点で
事故って死んでしまえば良いのに
僕らが駆け抜けた海岸一線は
ただの五月蝿い思い出になって
胸の内へ仕舞い込んだ

濡れたままの僕らを笑い飛ばした
僕らが駆け抜けた海岸一線は
この世界を生き抜くための
涙でずぶ濡れな思い出なのさ

酷く辛い暗い痛い無神経な
風に流されて
もうどうしようもないのだろう
もし良ければこのまま
あの水平線の向こう側へ
連れて行ってはくれませんか

コメント

• あーー。良い歌詞。guianoさんほんと凄い。 -- 東雲相 (2019-11-13 20:35:52)