嗄念

さねん【登録タグ:2017年 あしおりか 初音ミク
作詞:あしおりか
作曲:あしおりか
編曲:あしおりか
唄:初音ミク

曲紹介

  • あしおりか氏の2作目。
  • 夏は暑さのせいでふわふわして気持ち悪くなります(作者コメント転載)
  • 投稿されている動画はロング版だが、piaproではショート版も公開されている。

歌詞

piaproより転載)

素袷のひとり 岸翳の底
夕凪時になり濛濛のすがたが在る

乖離に枯山水 環状に夢芥

金碪のおと 外れ 腐り星
冷えた陽炎と熱を帯びた睡蓮木

熱にさえ惑う子
ふわふわぐらぐらりんららら

しあわせのいのち 裏の井戸の底
縢れず拡がる熱の穴に風が流る

一つ
厭離穢土に漂う
只漂いて

二つ
中天に註しひと
唯注視

あーあ 注ぎ流れた辺獄の夢


嗄れてなお 帰依てなお
闇闇に謳いてなお
霊妙の如き言の葉小止みなく繰り返す

星空に満ち足りた無意味と空虚 陽の光たち
長劫を転がりおちる全の子に差し伸べる手

細濁る中天の渦
もはや謳う事すら煩わしい




~いくつかの幕間~




両切り風貌纏い
耳無し指無し心無し
風下には落胆の庭


天上には
暈ね累 光芒色めきなく
揺り歌のように佇み 色褪せてなく

地の獄にて
暈ね累 光芒 色褪せて亡く


醒めてなお 迷いてなお
行き続けた界の淵
念経の如き無意味 囘り囘り生き晒す

何度でも繰り返す
解るまで繰り返す

のどよう声で嗄念をささやくように



死んでなお 生まれてなお
まだ続く芥夢

嗄れてなお 帰依てなお
闇闇に進む全の子

遠雷の聞こえる場所には
もはや誰の姿も見えず


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  • 2017年

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最終更新:2023年12月12日 12:57