歌詞
冬鳴りの鐘一つ二つ数え凍える両手に吐息は白く
心だけ一人きり逸れたまま人の海の中泳いでいます
浮ついた街並みの隙間から母に手を引かれる子供の声
懐かしさに記憶とらわれては色を忘れていく夜にまどろむ
根雪奏でる心模様 積もり積もる慕情の徒然に
時の幻映しては遠く手を振っていたよ
白くて優しい雪はひらひらと心に染み渡る
空から全てさらってしまうようにただ降り積もるだけ
時に面影とは皮肉なほど簡単に誰かと重なってく
よく似た後姿見つけては肩をすくめて顔をしかめてます
思えばいつだってそうね、かじかんだこの小さな両手の平の中は
かつてあなたが無心で集めて私にくれたもので溢れてる
枯れ葉舞い散る街路樹を白く彩る雪は冬の花
変わることさえ知らずただ無垢な色はあの頃のまま
孤独で儚い雪はたそがれた浮世を曇らせる
二度とは帰るはずのない待ち人の影を燻らせて
根雪奏でる心模様 積もり積もる慕情の徒然に
時の幻映しては遠く手を振っていたよ
寒い夜は恋しくて互いの温もりも際立つから
あなたを忘れたとて心裏腹に泣いてしまう
白くて優しい雪はひらひらと心に染み渡る
空から全てさらってしまうようにただ降り積もるだけ
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最終更新:2010年01月30日 20:07