色無キ鳥

いろなきどり【登録タグ:2010年 セーP 初音ミク 灯下はこ、

作詞:灯下はこ、
作曲:セーP
編曲:セーP
唄:初音ミク

曲紹介

突然、自分の居場所が無くなった時 悲しくて寂しくて心細くて寒い時 不意に語りかけてくる声
家族か 友達か 知らない人か 不思議な生き物か もしくはもう一人の自分?

  • 和風に、妖しい感じで。(作詞者コメ転載)
  • セーPの9作目(ただし、ネタを除く)。デモで上げた曲を聴いた 灯下はこ、 が作詞をしてくれた。
  • 昔、バンドでライブにやった曲をアレンジし直したもの。

歌詞

だれかの手に引かれて 喧噪(けんそう)、越える宵に
ぎんいろ 仄(ほの)かに香って あたしの胸焦がす

ふわり 恋しさの風吹けば
ふらり あたしの心が揺れて

色無き鳥が囁く 「どちらまで行きます、お嬢さん」
さてはて どこまで行くのでしょう あたしも知らないと

ふわり 椿が咲いたように
ふらり 傘ですべてを 笑うだけ

まるで迷子のよう 袂(たもと)を濡らしては
雨 やむ時を 待つ 
あなたの去る影が 深く刻みつき
いまも 離れない

夕闇に染まって 瞬き繰り返せば
世界を満たす泡沫(うたかた) すべてゆめうつつ

ぽたり 椿を溶かした雨は
きらり 降り注いでる 月の糸

あたし籠の中で あなたを待ち続け 足 絡む 温い蔦
冷え切る掌に 刻んだ想いは はなさないと決め

記憶辿るたびに蘇る 
連れ出そうと 手を差し伸べてくれた宵に
指に腕に頬に首筋に
紅い痕 刻んだのは あたしのほう

まるで迷子のよう 袂(たもと)を濡らしては
雨 やむ時を 待つ 
あなたの去る影が 深く刻みつき
いまも 離れずに

そして雨はやんで あの優しさのまま
笑み 籠の外 誘う
あなたの呼ぶ声を 夢でも構わない
どうか もう一度

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最終更新:2023年12月12日 00:14