曲紹介
歌詞
削ぎそそぎ/なぎ撫でる/濡れた手を/ぬぐわせて/
迷う頬/泳ぐ目を/灰色に/含ませて/
くすみ溶く/薄絹の/暗がりが/色あせて/
淡い白と/甘いガスの/せまい腕に/とじこめてみせて/
波のようにひろがる指/ペン先をまたたきでつけかえて/弓のようなしなやかさが/あやふやに透けかけてもわかる/
青く通すあやうさにも/丸くくしけずる髪のような/ここにいたくなるなにかが/足をゆるませてふりほどく/
雲のバターに切り入れる/細く真新しい裁ちバサミの/指のマークに触れたとき/押し殺した膜がこすられる/
低く高さを見失う/凛と匂いたつ美しさの/袖のようなまどろみさえ/曖昧に音だけでつつみこむ/
変わりつつ/霞み咲く/まんなかの/軸でいて/
折れそうな/静かさで/何もかも/震わせてみせて/
そっとまぶたを手なずける/首もとを冷たさでしめつける/細く織りまぜたライムで/それとなく迷わせて教える/
引いて陶器に近づける/アナログにたわませた線を/弱くきえていくかけらを/かきよせて肌でみつめてる/
靴と声を踏み込ませる/アスファルトにぶどうがあふれる/もろくささやかなきざしが/口ににじみだしのみこまれる/
せめてペグを錆びつかせる/やわらかさのそとみをとらえる/ぬるく蒸すようなあやめが/さざめいて胸にとろけだす
コメント
- 歌詞が抽象的ですごく好き。 -- 名無しさん (2016-09-02 11:10:16)
最終更新:2023年12月12日 22:27