歌詞
焦熱の風 今 吹き抜ける
荒れた大地 撫でるように
さすらいの影 一人奏でる
砂に埋もれた過去(うた)を
君(あなた)が遺した
詞を失わぬように
口ずさみ
すべらす指
弾かれる弦
響け、強く
君(あなた)が遺した
音色途絶えぬように
ひたすら爪弾く
血が滲んでも
愛しき人を想い
焦熱の風 今 吹き荒れる
愚かな僕嘲るように
紡ぐ旋律(おと)さえ 揺らいで惑う
心掻き乱れゆく
君(あなた)が遺した
雨粒(しずく)のような歌
見えないその軌跡(あと)
追いかけ
届かなくとも
手を伸ばす
君(あなた)と僕を 今 繋ぐもの
この声と穢れなき歌
涙枯れても 思いは枯れぬ
虚ろな心 満たす
僕の声が 今 響く時
歌うこと 教えてくれた
もう見当たらぬ 君(あなた)の幻影(こと)を
僕の全てに 刻む
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最終更新:2023年12月12日 09:18