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「須田 恭也」編」(2005/09/03 (土) 20:54:29) の最新版変更点

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<p>須田 恭也 上粗戸/眞魚岩  前日/9時28分57秒</p> <p> 彼は、あるオカルトサイトから、この村の情報を聞きつけ、単身でこの村を訪れていた・・・・・・。</p> <p> 途中までは電車、そしてそこから彼の愛車「マウンテンバイク」で、うっそうとした林の中を走っていたのだが、いつの間にかタイヤがパンクしてしまっていた。しかたなくマウンテンバイクを置き去りにし、森を歩いていった、少し歩くと路肩に出た、そして人が来るのを待っていた。</p> <p> だがもう2時間も路肩で、途方にくれている。しかしそれもいささかあきた、恭也は再び森の中を当ても無くさまようことになる・・・。</p> <br> <p> しばらくの間歩き続けると、何所からとも無く河のせせらぎの音がしてきた、恭也は一心不乱に音のするほうへと走っていった・・・・。</p> <p> しかし、音に近づくにつれ奇妙な音が聞こえてくるようになった。 なにか固いもの同士をぶつけている「ゴツッ」と鈍い音を立てていた、</p> <p>「人?だよな・・・・・」</p> <p> そうであってくれと思いながら、木の間からこっそりと覗いてみた、すると白い犬を連れた「黒髪の少女」が、何かに石をぶつけているところだった。</p> <p>しばらく、様子を見ていた恭也だが、</p> <p>「ザッ ザッ」</p> <p> と足音が聞こえてきた、その音に白い犬が気づき、「黒髪の少女」とともに、急いで森の中に消えていった。</p> <p> 恭也は、音のしたほうへ歩いていった、だいぶ暗くなってきたので自前の「ライト」をリュックから取り出し歩いていった、そして、何か「人のようなもの」を照らした、目をこらして見てみると、警官の制服を着た男が立っていた、しかし何か様子がおかしい、ガクガクと振るえ何やら言葉を発しているようだが、鈍っていてうまく聞き取れない、</p> <p>「あの;」</p> <p>と恭也が警官に近寄ろうとすると、</p> <p>ヒュッ</p> <p> っと頬に何かがかすり、顔に生暖かいものがたれてきた・・・・!?</p> <p>(血だ!!)</p> <p> 恭也が そう確信したと同時に発砲音が聞こえた、次は隣の竹が弾けとんだ</p> <p>(ヤバイ、普通じゃないぞこの警官!!)</p> <p> 必死で恭也は一心不乱に森の中を走っていった・・・・・・・。</p> <br> <br> <p>須田 恭也 上祖戸/眞魚岩 前日/23時11分03秒</p> <p> 一心不乱に走っていると、急に前の視界が開けた、そのとたん2mほどの段差から恭也は滑り落ちてしまった。</p> <p> ふ、と上を見るとさっき落ちてきた段差のうえに、警官が立っていた、幸いにもまだ真下に居る恭也を発見できていないようだ。</p> <p> 恭也は、近くのプレハブ小屋に駆け込んだがあるのは、散らばった工事の企画書と軽トラックのカギだけだった・・・・・。                                                </p>
<p>   </p> <p> 須<strong>田 恭也 上粗戸/眞魚岩  前日/9時28分57秒</strong></p> <p> <strong>彼は、あるオカルトサイトから、この村の情報を聞きつけ、単身でこの村を訪れていた・・・・・・。</strong></p> <p> <strong>途中までは電車、そしてそこから彼の愛車「マウンテンバイク」で、うっそうとした林の中を走っていたのだが、いつの間にかタイヤがパンクしてしまっていた。しかたなくマウンテンバイクを置き去りにし、森を歩いていった、少し歩くと路肩に出た、そして人が来るのを待っていた。</strong></p> <p> <strong>だがもう2時間も路肩で、途方にくれている。しかしそれもいささかあきた、恭也は再び森の中を当ても無くさまようことになる・・・。</strong></p> <p><strong><br></strong></p> <p> <strong>しばらくの間歩き続けると、何所からとも無く河のせせらぎの音がしてきた、恭也は一心不乱に音のするほうへと走っていった・・・・。</strong></p> <p> <strong>しかし、音に近づくにつれ奇妙な音が聞こえてくるようになった。 なにか固いもの同士をぶつけている「ゴツッ」と鈍い音を立てていた、</strong></p> <p><strong>「人?だよな・・・・・」</strong></p> <p> <strong>そうであってくれと思いながら、木の間からこっそりと覗いてみた、すると白い犬を連れた「黒髪の少女」が、何かに石をぶつけているところだった。</strong></p> <p><strong>しばらく、様子を見ていた恭也だが、</strong></p> <p><strong>「ザッ ザッ」</strong></p> <p> <strong>と足音が聞こえてきた、その音に白い犬が気づき、「黒髪の少女」とともに、急いで森の中に消えていった。</strong></p> <p> <strong>恭也は、音のしたほうへ歩いていった、だいぶ暗くなってきたので自前の「ライト」をリュックから取り出し歩いていった、そして、何か「人のようなもの」を照らした、目をこらして見てみると、警官の制服を着た男が立っていた、うっすらだが、「石田徹男」と読み取れた。しかし何か様子がおかしい、ガクガクと振るえ何やら言葉を発しているようだが、鈍っていてうまく聞き取れない、</strong></p> <p><strong>「あの;」</strong></p> <p><strong>と恭也が警官に近寄ろうとすると、</strong></p> <p><strong>ヒュッ</strong></p> <p> <strong>っと頬に何かがかすり、顔に生暖かいものがたれてきた・・・・!?</strong></p> <p><strong>(血だ!!)</strong></p> <p> <strong>恭也が そう確信したと同時に発砲音が聞こえた、次は隣の竹が弾けとんだ</strong></p> <p> <strong>( ヤバイ、普通じゃないぞこの警官!!)</strong></p> <p> <strong>必死で恭也は一心不乱に森の中を走っていった・・・・・・・。</strong></p> <p><strong><br> <br></strong></p> <p> <strong>須田 恭也 上祖戸/眞魚岩 前日/23時11分03秒</strong></p> <p> <strong>一心不乱に走っていると、急に前の視界が開けた、そのとたん2mほどの段差から恭也は滑り落ちてしまった。</strong></p> <p> <strong>ふ、と上を見るとさっき落ちてきた段差のうえに、警官が立っていた、幸いにもまだ真下に居る恭也を発見できていないようだ。</strong></p> <p> <strong>恭也は、近くのプレハブ小屋に駆け込んだがあるのは、散らばった工事の企画書と軽トラックのカギだけだった・・・・・。 </strong></p> <p> <strong>恭也は軽トラックのカギをつかみ、外へ駆け出していった。外に出ると恭也は急いで軽トラックを探した</strong></p> <p><strong>(あった!)</strong></p> <p> <strong>プレハブ小屋のすぐ隣に軽トラックが泊めてあった、恭也は急いで軽トラックに乗り込みエンジンをかけようとした、すると乾いた銃声が鳴り響き軽トラックの窓ガラスにひびが入った</strong></p> <p> <strong>恭也は慌ててアクセルを踏んだ、勢い良く軽トラックは前進し警官をひいてしまった・・・・。</strong></p> <p> <strong>恭也は、急いでトラックから飛び出し、警官の安否を確かめに向かった、警官はピクリともせずに力なく横たわっている、そのときだった</strong></p> <p><strong>ヴォオォ―――――</strong></p> <p><strong>と、サイレンが鳴り響いた。</strong></p> <p> <strong>恭也の視界が一瞬赤く変わり頭に激痛が走った、一瞬だが確かに自分の背中が視界に写った、恭也が後ろを振り向くと警官が立ち上がり、恭也に銃を向けていた。恭也が最後に見た光景は自分の胸を銃弾がつらぬく瞬間と警官の笑い声だった。</strong></p> <br> <p> <strong>そして恭也は後ろにある赤い河に落ちていった・・・・・・・・・。</strong><strong>                </strong></p>

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