猫捜し。

SS

妄想1

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
千年女王エターナさん
「しーっ…お静かに、クレアさん
 どこかで猫ちゃんが艦に迷い込んでしまったみたいで…」
クレア
「…んー…どっかで鳴いてるね~… 捕まえて食べちゃうと見た」
千年女王エターナさん
「違いますっ!」
シュルツさん
「エターナ嬢!」
ネリィお嬢様
「もうっ! また位置がわからなくなってしまいましたわ!」
霧島嬢
「だあああああ! うっるせえええ…ですのよ、みなさん?」
クレア
「えへへ、ごめんねー」
ネリィお嬢様
「全くですわ…」
エリス
「しっ… 聞こえる…脅えた鳴き声… そこにいるのね…?」
ミンミっちゃま
「事実でありますかッ!?」
クレア
「違うよ? あれはルナ姉の鳴き真似なのさー」
エリス
「…えーと、そっち」
シュルツさん
「さすがだな、エリス嬢」
クレア
「あー! 無視するなんてひーどーいー!」

妄想2

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
指さしリコルちゃん
「しいっ、ですよクレアさん」
パメラお姉ちゃま
「音紋照合… 距離、1200…1500…2000…
 もう! クレアのせいで逃げちゃったじゃない!」
クレア
「何それ! 意味わかんないし!」
ミンミっちゃま
「本艦に紛れ込んだ猫を捜索中なのであります!」
指さしリコルちゃん
「かわいい三毛猫ちゃんなんですよー」
クレア
「毛皮にしたらきれいだろうね♪」
指さしリコルちゃん
「…そういう冗談、嫌いですぅ!」
パメラお姉ちゃま
「クレア! 一々リコルをからかわないの!」
ミンミっちゃま
「姉上の言う通りであります!」
クレア
「へ~い… で、どうすんの?」
指さしリコルちゃん
「えっと…餌で誘い出すとか…」
クレア
「やっぱ色仕掛けが基本でしょ!」
指さしリコルちゃん
「ええっ!?」
クレア
「ミ~ンミ♪」
ミンミっちゃま
「え!? 自分でありますかっ!?」
パメラお姉ちゃま
「クレアーっ!!」
クレア
「…冗談だってば」
指さしリコルちゃん
「あの…それ以前に三毛猫はみんな女の子なんですけど」
クレア
「ほほう」
ジュナス君
「あれ? 何してるんですか?」
クレア
「お! いいとこにカモが…ミンミ、捕獲捕獲!」
ミンミっちゃま
「了解であります!」
ジュナス君
「え? え? ええっ!?」
指さしリコルちゃん
「きゃあ~っ!」 

妄想3

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
シェルド君
「しいっ、静かに…迷い猫を捜しているんだ
 聞こえないかい? 僕たちに助けを求める声が…」
クレア
「んー…? えーと…なんか脅えてるような鳴き声なら」
ドクさん
「やあぁぁぁいぃ でえてこいよおぉ、こねこちゅあぁぁぁん!」
ブランド様
「ウフン、出てらっしゃ~い こ・ね・こ・ちゃ・ん」
霧島嬢
「さっさとツラ出せ…出して下さいと言っておりますのよ?」
クレア
「あちゃー…猫にもわかるんだ」
シェルド君
「僕が守らなくては…あのか弱く小さな命を…!」
クレア
「はいはい、勝利の栄光を君にっと おつかれー」

         30分後

シュルツさん
「くそっ! 騎士の誇りに賭けて見つけ出す!」
ラ先輩
「見てなさい、リコル 私の耳で見つけてあげるわ!」
指さしリコルちゃん
「ラ・ミラ・ルナ先輩、かっこいいです~!」
クレア
「…増えてる」
レイチェル
「さあ、いきますよルナさん…作戦その14です!」
ルナ姉さん
「ほ、本当にやるの!?」
レイチェル
「やるんですよ! せーの、にゃああ~お♪」
ルナ姉さん
「にゃ、にゃ…にゃー…にゃあー…」
ラ先輩
「やめてください、まぎらわしい!」
レイチェル
「ごめんなさーい」
ルナ姉さん
「ううっ、あんまりだ…」

妄想4

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ど腐れビリー
「猫の野郎がいたんでとっ捕まえてやったんだがよ…」
ラナロウ
「俺に傷を負わせるとはな… へへっ、アンタ、及第点だぜ!」
レイチェル
「うわっ、痛そう… 顔から血が出てるよ!」
ルナ姉さん
「無様ね」
ゼフィール兄さん
「未熟者めッ! 心の中に潜む敵意を感じ取れなかったのか!」
シュルツさん
「シェイドにはまだまだ背中を預けられないようだな?」
クレア
「パイロットであろうと、身体を使う技も鍛えなくちゃだね!」
ラナロウ
「うるせぇ!」
レイチェル
「ルナさん、アタシ絆創膏を取りに…」
ルナ姉さん
「不要よ」
ゼフィール兄さん
「唾をつけておけば治るッ!」
シュルツさん
「レイチェル嬢、あまりシェイドを甘やかされるな」
クレア
「もちろん、その傷は戒めのために残すんだよね?」
ラナロウ
「鬼かアンタら!」

妄想5

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ルナ姉さん
「猫」
クレア
「猫?」
ルナ姉さん
「どこかにいるの」
レイチェル
「さっき補給したとこで迷いこんじゃったみたいなのよ」
クレア
「ふーん で、見つけたらどうするのルナ姉」
ルナ姉さん
「飼うわ」
レイチェル
「わあっ、楽しみですねルナさん!」
ルナ姉さん
「あ…首輪」
レイチェル
「買わなきゃですね、次の補給地でお買い物しましょう」
ルナ姉さん
「鈴がついてるのがいいわ」
レイチェル
「あ、それカワイイ!」
クレア
「…先に捕まえたら?」
レイチェル
「あ、そうだった… エサで釣るとか!」
ルナ姉さん
「餌…好物は何かしら」
レイチェル
「うーん、ネズミ? チューチューって!」
ルナ姉さん
「ネズ…それは厳しい」
レイチェル
「おっきなクモのエサ用に缶詰が売ってるらしいですよ!」
クレア
「うえっ!」
ルナ姉さん
「…でも頑張るッ…!」
クレア
「おーい そこは魚にしとこうよ?」

妄想6

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ブラッドまいなす
「フン…艦内をうろつくゴミを追い立てているのだよ」
ドクさん
「猫ちゃんをゴミだなんて呼ぶんじゃねえぇぇぇえ!」
聖戦士エイブラム
「真の戦士は強さに優しさを併せ持つのだッ!」
ブラッドまいなす
「フン…この私に説教かね?」
クレア
「…えーと、迷い猫さんがおいでなすったってこと?」
無欠勤艦長タイラー
「がははははッ! よ~く見破ったぁッ!」
ト兄ぃ
「見てなよ仔猫ちゃん、俺がビシッと見つけてやるさ!」
クレア
「あー、うん、がんばって…」
ソニア様
「肉体労働は男どもに任せるとして… アタシは白猫に五万エポ」
霧島嬢
「何ぃ!? 勝負に出やがりましたわね、ヘインの姐御!」
ソニア様
「半端なレートは命取りだよ! 腹をくくってかかってきなッ!」
ルナ姉さん
「黒猫がいい」
霧島嬢
「願望かよっ! …ですわ」
ノーラン様
「フフン、ならアタシは黒猫に七万エポだッ! 覚悟しなッ!」
ミリアムたん
「わ、私だって…すっごい額を出すんだからねッ!」
シュルツさん
「…やめておかれよミリアム嬢」
ニードルさん
「ヒャヒャヒャヒャヒャ! 見つけてやったぜッ!」
ト兄ぃ
「何だって!?」
ドクさん
「おぉぉお、よぉぉしよし 今度は迷子になっちゃダメだぜぇ」
ブラッドまいなす
「フン…ゴミめ…強く生きていきたまえ」
クレア
「…あ、逃がしちゃった」

妄想7

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
指さしリコルちゃん
「艦内に迷いこんじゃった猫ちゃんの捕獲作戦中なんです
 敵を洞察すれば百戦危うからず 立案は私ですよ、エッヘン」
クレア
「いやブタさん貯金箱を叩き割ってる意味がわからないから
 あーあ、ひどい殺し方 これは愛護団体に訴えられるね」
指さしリコルちゃん
「餌で釣る作戦なんですー! キャットフードを買うんですー!」
クレア
「残念賞~! 購買にキャットフードは置いてませーん!
 そして次の補給地点までは…あ、ごめんごめん泣かないで!」
レイチェル
「クレアの鬼、悪魔!」
ルナ姉さん
「最低ね」
クレア
「あー、もう自分自身の若さ故の過ちを認めるわよ…
 キャットフードの代わりに何か作って汚名返上してやるから!」

30分後

指さしリコルちゃん
「ご馳走さまです! おいしかったです!」
レイチェル
「うわ~、正直ビックリした クレアって料理上手なのね」
ルナ姉さん
「やるわね」
クレア
「へへ~ん、もっと褒め称えろー! …ん? なんか忘れてる?」

妄想8

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
マリアさまがみてる
「あら、いいところにきたわねクレアちゃん
 迷子になってる猫ちゃんをみんなで捜しているのよ」
レイチェル
「さあ、ルナさん 作戦その14です!」
ルナ姉さん
「…わかった」
レイチェル
「いきますよ! せーの、にゃああ~お♪」
ルナ姉さん
「にゃ、にゃ…にゃー…にゃあー…」
マリアさまがみてる
「もう…! ルナさんまで遊ばないで下さい!」
ルナ姉さん
「すまない」
レイチェル
「えー、遊んでなんかないですよー! 作戦ですよー!」
クレア
「先生、作戦1から13までの内容が気になります!」
レイチェル
「うー…クレアには教えないもん!」
エリス
「またからかわれるだけだものね…私達の邪魔をしないで」
クレア
「ところがぎっちょん! 乙女座の私は猫畜生に優しい!」
マリアさまがみてる
「畜生という表現が既に優しくはないと思うわ!」
ルナ姉さん
「にゃあー」
レイチェル
「そもそもクレア乙女座じゃないし!」
ルナ姉さん
「にゃあー」
エリス
「なぜ… どうしてそうやって人をバカにするの!?」
ルナ姉さん
「にゃあー…あ、返事した!」

妄想9

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ミンミっちゃま
「ハッ! 艦内に潜入した猫を捜索中なのであります!」
パメラお姉ちゃま
「ミンミー、買って来てくれたー?」
ミンミっちゃま
「無論であります姉上!」
パメラお姉ちゃま
「やったぁ! ありがと、ミ~ンミ♪」
クレア
「何? 何する気なのみんな?」
パメラお姉ちゃま
「フフ、猫ちゃんをおいしい料理で誘い出そうって作戦よ」
ケイ姐さん
「こいつは良いカモだねッ…! キッチリ料理してやるよッ!」
シュルツさん
「フッ…我が包丁捌きをとくと見るがいい」
ミンミっちゃま
「しょ、少佐殿!? それは青龍刀であります!」
クレア
「どこからそんなものを!」
シュルツさん
「え…? これが東洋古来の包丁だとキリシマ殿に…」
ケイ姐さん
「アンタ、またあのコの冗談を真に受けたのかい」
シュルツさん
「ええい、またしても! 許さんぞキリシマ!」
パメラお姉ちゃま
「きゃああ! 落ち着いてくださいシュルツ少佐ー!」
クレア
「わあ! それはヤバイヤバイヤバイヤバイ!」
ミンミっちゃま
「少佐殿、せめて武器を手放して!」
シュルツさん
「誤解するな! これは包丁だ! あの女がそう言ったのだ!」
ケイ姐さん
「包丁でも犯罪だよ…ってアレ? カモが消えたぞ…?」
クレア
「騒いでいる間に…持っていかれたああああ!?」
パメラお姉ちゃま
「わあん、シュルツ少佐のせいですよー!」
シュルツさん
「う…す、すまない…」
クレア
「エルフリ様には弁償してもらわないとね!」
シュルツさん
「…異論はないが何故クレア嬢がそれを言うのだ?」

妄想10

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ニキてぃ
「艦内に迷い込んだ猫の捕獲作戦を遂行中です
 ルザート君が一度は捕獲しかけたのですが…」
エルンスト兄さん
「少し迂闊だったな! 油断しちゃいけないぜ!」
ルーク(?)
「フローレンスさんが邪魔さえしなければ!
 僕だってよそ見をすることなんか無かったんだよッ!」
ゼノンさん
「たとえ一瞬の隙でも、戦場では命取りだ…!」
クレア
「戦場で戦を忘れちゃダメだねー」
ルーク(?)
「ここは戦場じゃ…ないだろうッ!」
ニキてぃ
「ルザート君、顔を見せてください?
 …大した傷ではありませんね 牽制、と言う事でしょうか」
クレア
「え? 血がダクダク流れてるんだけど…」
ニキてぃ
「頭部は過剰に出血するものです」
ゼノンさん
「フッ、この程度の傷など舐めておけば治る」
ルーク(?)
「どうやって舐めるんだよ! 額だよ、額!」
エルンスト兄さん
「ハハーン、お前、舐めて欲しいんだな?」
ルーク(?)
「え!? あ…いや…その…」
ニキてぃ
「舐めるのですか?」
ルーク(?)
「えええ!? は…は、はい…」
エルンスト兄さん
「仕方ないな、ボランティアだ!」
ルーク(?)
「違う! やめろ! あんたじゃな…うわあああああ!」

妄想11

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ミリアムたん
「猫ちゃんを捜してるの!」
クレア
「猫?」
千年女王エターナさん
「どこかで艦内に迷い込んでしまったみたいで…」
クレア
「…んー…どっかで鳴いてるね~…」
レイチェル
「にゃああ~お♪」
ルナ姉さん
「にゃあー」
クレア
「猫娘が二人…改めて聞くけど、何やってんの?」
シュルツさん
「作戦15、オペレーション“ゲム・ガモフ”だ!
 こちらも猫になりきることで敵をおびき寄せる!」
クレア
「ぶっ! エルフリ様も猫耳装備ー!?」
ミリアムたん
「シュルツ少佐、その格好は!?」
シュルツさん
「…騎士の誇りに賭けて成功させると言ったはずだ
 ほら、ミリアム嬢とエターナ嬢の分もあるぞ」
千年女王エターナさん
「私も着けるんですか!?」
シュルツさん
「頼む、エターナ嬢 あのシーン殿でさえ戦っているのだ!」
ミリアムたん
「こうなったら一蓮托生です!
 やっちゃいましょう、エターナさん!」
千年女王エターナさん
「はあ…今は従うしかないのですね…」
マー君
「おっ、かわいい猫だなあ! よしよし、いい子だ」
イワンの○か
「アレッ! 捕まえたッ!? …別に羨ましくなんかないぞ~!」
ウッヒ地味ュラー
「やれやれ…今回もおいしいところだけを持ってかれたな…」
マー君
「ん…? 何やってるんだみんな」
千年女王エターナさん
「い、い、いやあああああっ!」
レイチェル
「ああっ、エターナさん!?」
クレア
「あちゃー…無駄に恥かいたねー…」
ルナ姉さん
「にゃあー」

序章

せつにゃん
「にゃー(ネクシア、ミッションを開始する)」
レイチェル
「ああー! ルナさん、猫ちゃんですよ、猫ちゃん!」
ルナ姉さん
「どこ!? …どこだ?」
レイチェル
「こっちこっち! …あれ? どっかいっちゃった」
ルナ姉さん
「そ、そうか…」
せつにゃん
「にゃ(ターゲットを確認…フェイズ2へ移行する)」
霧島嬢
「あら、何をしやがっていらっしゃいますの?」
ルナ姉さん
「猫」
霧島嬢
「猫?」
ルナ姉さん
「どこかにいるんだ」
レイチェル
「さっき補給したとこで迷いこんじゃったみたいで…
 フローレンスさん、ヤンキー座りしちゃダメだってば!」
霧島嬢
「あら、ワタクシとしたことが…オホホホホ!
 では野郎どもに召集をぶっかけて参りますわ」
ルナ姉さん
「頼む」
レイチェル
「お願いしまーす」
せつにゃん
「にゃっ(何だと)!?」

雛祭り

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ルナ姉さん
「雛祭り」
クレア
「…雛? 祭り?」
シュルツさん
「うむ、今日はニホンの風習で桃の節句と言ってな
 伝統の衣装を身に纏い、女児の健康を祈願する日だそうだ
 フ…本艦には未成年が多いから大いに励まねばなるまい」
クレア
「でもそんなローカルなイベント、よく知ってたねエルフリ様」
シュルツさん
「なに、キリシマ殿に教わったのだ」
クレア
「ふうん、でも変わった風習だね ひよこのコスプレなんて」
ルナ姉さん
「ぴよぴよ」
シュルツさん
「雛だからな…ニホン二千年の文化を批判する気はないが…
 これはその…若干気恥ずかしいものではあるな…」
ルナ姉さん
「ぴよぴよ」
ト兄ぃ
「おっ、かわいいじゃない! 何だい、その古風なお人形ちゃん」
指さしリコルちゃん
「えへへ、雛人形って言うんですよ ニホンの伝統行事で、
 女の子の健やかな成長を祈ってお飾りするんです」
クレア
「えーと…また騙されたんだねエルフリ様」
シュルツさん
「ええい、またしても! 許さんぞキリシマ!」
クレア
「ダメだってば! その格好で走ると転ぶよエルフリ様!
 …あちゃー、言わんこっちゃない」
ルナ姉さん
「ぴよぴよ」

ホワイトデー

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
シュルツさん
「うむ、今日はニホンの行事で“白の日”といってな
 普段からよくしてくれている相手に甘味でお返しをする日だそうだ
 …というわけで、今クッキーを焼いている」
クレア
「一応聞いとくけど、それはフロちゃん情報なの?」
シュルツさん
「いや、今回は念を入れてリコル嬢にも確認してきたぞ
 どうやら嘘ではなかったようなので安心している」
クレア
「ニホンではバレンタインの日にチョコレートを食べるんだっけ?
 なんか知らないけどお菓子大好きっ子が多い国なんだねえ」
シュルツさん
「黄金の国というくらいだ、豊かな国なのだろう
 そうだ、チョコレートといえばバレンタインの日に…」
クレア
「おおおおお? 誰にあげたのエルフリ様!?」
シュルツさん
「いや、貰ったのだ」
クレア
「誰誰誰誰!?」
シュルツさん
「ミリアム嬢にだが…おや、何を突っ伏しているのだクレア嬢」

ハマーン様の頭を撫で撫でして、「この甘えん坊め」って言いたいです(^o^)

ミリアムたん
「きゃー! シュルツ少佐がクッキーくれたよフローレンスさん!」
霧島嬢
「あらあら、それはよろしゅうございましたわね」
ミリアムたん
「これって両想いってことだよね? 両想いってことだよね?」
霧島嬢
「…ん? そういうイベントだっけかホワイトデーって…ですわ」
ミリアムたん
「ええー? ニホンでは好きな人にチョコを送るって言ったじゃない!
 そのお返しにお菓子をくれたらオッケーなんでしょ!?」
霧島嬢
「あれー? んなこと言ったっけか…と首を傾げますわ、オホホホホ!」
ミリアムたん
「あー! 逃げるなー!」

エイプリル・フール

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
シュルツさん
「クレア嬢か… フ、今日は四月バカの日なのでな
 キリシマ殿には日頃の意趣返しをしてやろうと思っている」
クレア
「旧世紀の言葉でギャフンと言わせてやるわけだね …で、何故にゴスロリ?」
シュルツさん
「や、やはりおかしいか!?」
クレア
「…いや意外と似合ってるけど意図が掴めない」
シュルツさん
「フ…今日はウロボロスの日でもあってな」
クレア
「自分の尻尾を飲み込んじゃう蛇だっけ? 無限記号の元ネタだよね~」
シュルツさん
「うむ 死と再生を象徴するそれになぞらえて、衣替えをする日なのだ」
クレア
「…という嘘なわけね 面白くはないけどもっともらしいなあ」
シュルツさん
「これならヤツをも騙せるはずだ… 行ってくるぞ、いざビクトリア!」
クレア
「…騙せたところで何も面白くないと思うけど」
ミリアムたん
「ちょ、ちょっとクレア! 今、シュルツ少佐が…シュルツ少佐が!」
クレア
「ああ…今日はウロボロスの日と言ってね?」

ハマーン様の頭を撫で撫でして、「この甘えん坊め」って言いたいです(^o^)

ルナ姉さん
「にゃあー」
レイチェル
「にゃああ~お♪」
シュルツさん
「な、何事だこれは!」
千年女王エターナさん
「フフッ…かわいい服ですねエルフリーデさん 今日はウロボロスの日といって、
 普段と違う格好で永遠の若さと美貌を祈願する日だそうですよ」
シュルツさん
「な!? 作り話がかなりエスカレートして広まっている!?」
クレア
「あ、エルフリ様~ 首尾はどうだった?」
シュルツさん
「クレア嬢の仕業か… フフ…負けたよ…惨敗だ…ニホン二千年の文化にな…
 偶然にもニホンでは綿抜きの日と言って、本当に衣替えをする日だそうだ…」
クレア
「あっちゃー…二千年の文化は伊達じゃないねえ」
ルナ姉さん
「にゃあー」

朝帰り

クレア
「あれれー? 何やってんのー?」
ジュナス君
「うっ! まずいところに!」
シェルド君
「じゃあ、解散しようか…いいかい? 今の話はここだけの秘密だよ」
クレア
「あー! 何それ~! 感じ悪い~!」
ルーク(?)
「何でもないんだ…気にしないでくれ」
ど腐れビリー
「ジュナスの野郎が朝帰りしやがったんだよ」
クレア
「なんとー!?」
シェルド君
「ボクが秘密にしようと言ったばかりなのに…」
ルーク(?)
「最低だ…最低だアンタ!」
ジュナス君
「ううっ、ビリーさんに見つかった時点でボクは終わっていたのか…」
クレア
「聞かせて貰おうか、思春期を殺した少年の夜を!」
ジュナス君
「ええっ!?」
ど腐れビリー
「こうなったらもう…全部吐いちまうしかないな!」
ルーク(?)
「アンタのせいだろ!」
ジュナス君
「はあ…なんて言うか…もっと綺麗なものだと思ってたんだよな…
 実物を肉眼で見ると生々しいって言うか内臓みたいって言うか…」
シェルド君
「な、何を見たんだい!?」
ど腐れビリー
「ははーん、お前…遂に」
クレア
「汚れたなあーっ! ジュナァァァース!」
ジュナス君
「え…? ああ、うん…汚れたね…」
ルーク(?)
「あ、相手は誰だ…誰なんだよ!」
ジュナス君
「フローレンスさんの部屋で…」
クレア
「おおおおお!?」
ジュナス君
「エルフリーデさんとネリィさんとイワンさんと…えーと…エイブラム大尉だ」
ど腐れビリー
「おいおいおいおい! 昨夜は乱こ」
ルーク(?)
「おい! 表現が直接的過ぎるだろ!」
シェルド君
「まがりなりにも女の子の前で!」
ジュナス君
「タコの活け造りを御馳走になったんだ… 目の前で切り刻まれるとちょっと」
ど腐れビリー
「あーあ、アホらしい! 時間を無駄にしたぜクソったれが!」
クレア
「私は今のオチに不満だらけだッ! 狙い撃つぜ! ていっ!」
ジュナス君
「…オチって」

母の日

レイチェル
「ソニアさんっ! お花、嫌いじゃないですよね?」
ソニア様
「ああ? いや、好きだけどね」
レイチェル
「よかった~! これ、ソニアさんにあげようと思って!」
ルナ姉さん
「受け取れ…」
ソニア様
「きれいな花だね、ありがとうよ」
レイチェル
「えへへ、どういたしまして!」
ルナ姉さん
「…元気を出せ」
ソニア様
「…はあ?」
クレア
「あ、姐御! えーと、肩叩きいかがッすか~?」
ソニア様
「どうしたんだい、気が利くじゃないか」
クレア
「乙女座の私は肩を叩かずにはいられない…なーんてね!」
ソニア様
「あ~…いい気持ちだよ 生き返るねえ」
パメラお姉ちゃま
「ソニアさん、私とミンミでケーキを焼いちゃいました!」
ミンミっちゃま
「ほとんど自分が一人で作ったことは秘密であります!」
ソニア様
「おや、上手いもんだねえ」
エリス
「ソニアさん…今日だけ、お母さんって呼んでもいいですか?」
ソニア様
「へ?」

スパロボのオリキャラは好きなのに、Gジェネのは好きになれない 不思議!

ソニア様
「どこに隠れたんだい、フローレンス・キリシマーっ!!」
ミリアムたん
「きゃあ! どうしたんですかソニアさん!?」
ソニア様
「どうもこうも、あ~の小娘が嘘八百並べ立てて…」
シュルツさん
「何だと!? もしやその嘘とやらの内容、貴公には三人の子供がいて
 なおかつ今日は母の日だというのに会えなくて辛いというものか!?」
ソニア様
「…それだよ、それ みんなに色々ともてなされて複雑な気分だった」
シュルツさん
「まあ、それだけ皆が貴公を慕っているということではないか」
ミリアムたん
「さっすが少佐! きれいにまとめちゃったー♪」

落書き

魂キャラ


その他キャラ

魂キャラ(若き日の想像図)

声優ネタ

SS挿絵準備稿


最終更新:2009年05月16日 14:13
ツールボックス

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