戦闘教義 > 航空爆撃


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空襲


定義

 飛翔物による対艦・対地攻撃の総称。航空攻撃とほぼ同義。
 爆撃、機銃掃射等の行為が含まれる。原子爆弾などの核兵器を用いた核爆撃を含む戦略爆撃もこれに当たる。

概要

 航空攻撃は、各国の安全保障上、陸戦・海戦を決定的に左右し、優勢に戦局を運ぶことができるため、最も重要な作戦のひとつに位置づけられている。爆撃機を保有することは先制攻撃能力を持つことと同義となる。

 低烈度紛争への介入においても、航空攻撃は自軍の犠牲や負担を少なくして相手にダメージを与える方法として、多用される傾向がある。
 さらに、都市への航空攻撃は敵国民へ戦況の不利を決定的に示唆することでもあり、心理戦としても非常に重要である。だが、旧来のような無差別爆撃は世界の世論から批判を浴びることが多くなり、また、精確に特定の地点を爆撃できるようになったことから、第二次世界大戦で実施されたような無差別爆撃は行なわれなくなった。

 航空攻撃は大まかに次のように分類される。

対空施設への爆撃

 開戦第一撃において、対空レーダーなどの敵防空システム、及び指揮通信系統を破壊する為の爆撃。航空機による自軍の損害と、敵の組織抵抗力の双方を減少させることを目的としている。
 この段階では敵の防空システムが稼動している中での作戦となる。よって、現代戦においては味方の損害を極小化するために、巡航ミサイル攻撃が多用される。

対艦・対地爆撃

 火砲、戦車、艦船などの戦術的な目標への爆撃。戦術爆撃ともいう。
 一般に戦術爆撃が行われる目的は地上部隊の援護である。例えば第二次世界大戦でのJu87スツーカは、電撃戦において重要な役割を果たした。
 戦術目標は戦略目標と異なり、移動能力を有するため高高度からの水平爆撃ではなく、急降下爆撃によって行われることが多かった。しかし、現代の戦術爆撃は対空兵装が進化したことにより、精密誘導爆弾などによる高高度からの爆撃となっている。このため、以前は戦略爆撃と戦術爆撃は目標と方法の両方が異なっていたのに対し、現在では目標のみの差になりつつある。

 また、敵部隊の後方支援を破壊することが目的となる戦術爆撃を、航空阻止という。
 これは、武器弾薬や燃料の集積地、鉄道、道路、飛行場、また前線へ行き来する増援部隊や輸送部隊を攻撃目標としており、敵の戦闘力を弱体化させる企図で行われる。

戦略爆撃

 戦略的な要地・要線に対して攻撃を加える長距離爆撃。
 都市、工業地帯や交通拠点に爆撃を加え、生活基盤、産業基盤を破壊する事などで、相手国の経済力や国民の戦意を削ぎ、継戦能力を減ずることを目的としている。