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第二回参謀コンテスト応募作品


●課題1 既存イベントを例にしたf:の提出



テーマ:EV107における指揮系統の一本化及び低AR部隊の保護と活用



♯提出f:案
f:統合司令部の設置=側面{
参加全部隊を対象とした情報共有と円滑な部隊展開を目的とした司令部を設置する
統合司令部の人員は帝國及び共和国の代表(指揮官)及び参謀とする
統合司令部は全部隊の評価値と兵員・装備を把握し、部隊を派遣するカードと行動選択の決定権を持つ




f:後方支援部隊の編成=側面{
医療及び整備を担当する部隊を後方支援部隊として一括して呼称する
後方支援部隊はバンドはしないが同じカードを選択し、同じ地点に存在する
都市などの拠点に拠って防御部隊の支援を受け、情報共有を通じて必要な部隊を速やかに派遣する




f:後方防御部隊の編成=側面{
都市などの拠点に拠って整備、医療を担当する部隊及び統合司令部の警護に当たる
攻撃評価25以上、もしくは装甲評価30以上の6部隊以上が担当する
後方防御部隊は後方支援部隊及び統合司令部と行動を共にしており、これらの部隊を警護しつつ支援を最も受けやすい位置にある
またこれらの部隊と同じカードを選択し、強制リクエストは本部隊が担う




♯上記f:を通した場合の予測
EV107は戦略目標自体は達成したものの、AR10以下にならないという敵の特性により歩兵を始めとして多くの遊兵を作ってしまったイベントであった。
結果的に辛うじて6部隊を撃破した部隊があったために魔法使いACE部隊が乱入するイベントが起きて活路を見出せたわけだが、これをより能動的に発生させて游兵を活用したいというのが上記f:案である。
この当時は掲示板ゲーム自体に不慣れなこともあり、ヘイムダルの眼や防空回廊といった情報共有に関わる施設も未配備であった。
各部隊は国毎にバラバラにエントリーした状態であり、一部を除くと連帯した行動も見受けられず、敵に各個撃破の機会を与え身動きが取れなくなった部隊も出た。



そこで仮に全部隊を統一された指揮系統下にあるものとし、情報共有による効率的な敵部隊の撃破を目指すものとする。
これには準備段階でのバンドによる部隊再編成も含む。理想は各攻撃距離で評価値35以上、もしくは装甲評価値30以上の複数部隊編成である。
強制リクエストにはこれらの部隊が応える。



具体的運用法は高評価部隊を最前線に、以降縦列隊形で攻撃部隊を順送りに前線に送り込むというだけだが、ARが低下した攻撃部隊は後方防御部隊が確保した拠点に帰投して補給(整備や医療によるAR回復)を受けて攻撃部隊の末尾に待機できる。
対して低AR部隊は強固に警護された拠点内で業務に専念でき、全体の戦力増強に寄与できるわけである。
無論、支援部隊にも攻撃部隊にも行動回数の制限はつきまとうが、本イベントのように目標とする撃破数が明示されている場合は有効であると考える。



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●課題2 これからの参謀業務についての所見



今回提出したf:案ではEV107をテーマに選んだが、『藩国毎に細分化された部隊でのエントリー』『各個撃破』『情報伝達の不徹底』『連帯行動の不足』といったキーワードは他のイベントでも多く見られる。
無論これが冒険イベントなど競争を前提としたものなら良いことなのだが、テラ領域の存亡がかかっているような場合においては保有戦力を極力有効に活用したいところである。
これに対する答えは『戦力の集中及び指揮の一本化』であると考える。イベントとしてみれば記録的大勝を成し遂げたEV116がある。
国の境を超えて供出された戦力と二大施設の活用は言うまでもないが、その裏にあった複雑怪奇な『編成パズル』がその根幹であることは疑いない。



これらの作業は指揮官を始めとしたスタッフによるものだが、PPGを始めとして戦時任官である場合が多いらしく、素晴らしい仕事もそのイベント限りで終わってしまうように見受けられる。
これらの作業手法、採られた戦術、戦史を体系化し、広く教授して次の戦闘に備える人材を育成することが求められているのではないだろうか。
その上で戦術立案、それに要する編成、指揮官との協調、戦闘開始後の戦況分析までを包括的に行う組織として参謀業務があるべきと考える。
更に付け加えるならば戦闘に参加していないプレイヤーにも分かり易く戦況を報告する機能と、広く意見を聴取できる機能も併せ持つのが望ましい。
これにより思考の硬直が防げると考えるためである。



まとめると、投入する戦力と求められる戦術目標の対比から採りうる戦術は自ずと限られるものであり、献策する機能というのはさほど重要ではない。
むしろ目標を達するのに要する編成や評価値を速やかに提出できる堅実な作業性こそが必要であると愚考するものである。



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最終更新:2008年08月18日 17:11