アイドレス参謀コンクール > 応募作2 >

課題1:
EV116のf:を参考に、過去のイベントを一個選び、1000文字以内のf:を提出しなさい。
また、提出した場合、どうなっていたかを予測しなさい。

対象イベント = EV114

○始めに
今回のコンクール課題として,ここ数ターンで最大ともいえる被害を受けたオリオン天領軍からのレーザー対策を提出いたします。
これは,過去の反省というだけでなく,今後もペルセウスアームとの戦闘をはじめとして宇宙戦闘は継続される可能性が高く,
そのときにいかにして本国を防衛するべきかを今後も考える必要があるからです。
惑星というのは大きなマトであり,またそれを我々の手で動かして攻撃を回避するといったことが困難である以上,
守りを固める対策を講じない限りはNWを人質にとった戦術は常に我々のウィークポイントになるのではないでしょうか。

よって,以下のf:を提出いたします。

f:レーザー対策を行う = {
側面:天候変化の魔法や(生贄を出さない方式での)雨乞いの儀式などを用いて天候を曇り~雨に変化させる
側面:天候を変化させる方法はその地方によって相応しい技術を使用する
側面:天候を変化させ,上空に厚い雲を長期間覆わせることでレーザーを撃たせにくくする
側面:天候を変化させ,地上には濃霧を発生させることでレーザーの減衰率を高める
側面:NW全域ではなく藩国のある場所,人の住んでいる場所に限定して天候を変化させることで,自然界への負荷を下げる
側面:季節に応じた自然現象に沿う形で天候を変化させることで,自然界への負荷を下げる
側面:全藩国の全領域を曇り~雨にすることができなくても,晴れの領域から国民を非難させることで被害を減らす
側面:天候に関わらず,各藩国の主要施設に勤める者に避難勧告を出す。あるいは最低限の人員だけで勤務させるスケジュールへの移行を勧める

#単語数394字(制御記号含む)

今回提出したf:が少ない文字数である理由は以下のとおりです。
本課題の制限と既に判明している職業4「軍師」の特殊から考えるに,
今回提出するf:はイベントの制限外に提出するものの1つを想定したものと考えます。
軍師の特殊そのままであるなら1つのf:にかけられる文字数は平均して400字であり,
また司令部との相談によっては緊急にf:や新たに側面を追加しなくてはいけない可能性を考えた結果,
400字を一つのボーダーラインとして提出いたします。


○なぜ,レーザーなのか。その性質と弱点
まず,何故敵がレーザー兵器を用いて施設を破壊しようとしたのか,その辺りから説明いたします。

大気圏外から地表へ攻撃を届かせるには,あるものを突破しなくてはいけません。
大気の層です。この層は我々人間の普通の視点から見れば非常に厚いもので,
ここを高速で突破しようとすれば,それは大気とこすれあい,摩擦によって燃えてしまいます。
たとえば流れ星が光って見えるのは,そのもととなる隕石が地球に突入し,摩擦によって燃え上がっているからなのです。
宇宙から地表へ攻撃をするにはこの層を突破しなくてはなりません。
隕石のようなものを落とそうとしても生半可なものでは途中で燃え尽きてしまうため,それに類似する実弾兵器による攻撃は効果がありません。
爆撃機は爆弾を投下することで地表へ攻撃できますが,これは大気の層から見ればほんのわずかに浮いた場所からの攻撃にしかすぎないために摩擦が少ないのです。
あるいは燃え尽きないほど巨大な物質,例えば宇宙センターなどであれば,ダメージを与えられるかもしれませんが,コストがかかります。
そこで選択されたのが,空気と摩擦で燃えることがないレーザーなのです。

また,これは軍隊が兵器を選択する視点から見たものですが,
かのものなどの強力な固体もまたレーザー兵器を選択する可能性が高いと考えられます。
なぜなら個人で攻撃を行う場合に物理的な衝撃を与える間接攻撃は矢や弾といった形で使用回数に制限がある可能性が高く,
絶技・魔法といった行為で物質を召喚することは質量保存の法則から非常に骨が折れる作業だからです。
これについては,敵対勢力の1つである幻獣の間接攻撃に光学兵器が多いことからも類推することが可能です。

さて,レーザーは光学兵器とも言うように光を集めたものです。太陽光線を虫眼鏡で集めるとその焦点で紙が燃え上がるように,
戦場でのレーザーは光線を大量に一定方向に集めて射出することで対象を燃やす手段です。
とはいえ,光は万能ではありません。鏡にぶつかれば反射するように,物質と衝突することでその方向が変化し,また吸収されます。
宇宙から撃って地表へ届くのは,厚い大気の層といってもそこにある空気の分子は非常に散漫としており,単にぶつかる物質が少ないためにその殆どが直進するからなのです。
逆を返せば,地表との間に光線が衝突する物質を多く設置すれば地表に物を壊せるほどのレーザーが届く可能性は低下します。
その手段として大気の層の中に形成される,雲を利用することを思いつきました。


○f:提出による効果
雲・霧によるレーザーの減衰効果については,牛乳の入ったガラスの器に一方から光を当てて反対側から覗くと分かりやすいかと思います。
実際には牛乳ほど濃いものではありませんが,雨乞いや魔法によって雲などを集めることができれば,
敵のレーザーを減衰させることで攻撃を防衛できる可能性があります。
敵の攻撃が1施設を破壊する程度の威力しかない以上,雲をかき消してなお施設を壊滅状態においやるのは難しい可能性が高く,
その前に狙いをつけられないところから攻撃を見送る可能性もあります。
また,敵の最大の脅威を殺ぐことができることからプレイヤー側にも心理的あるいはAR的ゆとりがうまれたと考えられます。


○天候を変化させる技術について
以下,レーザー対策として行う天候変化についての補足を行います。
天候を変化させる方法として魔法と雨乞いの儀式を挙げていますが,
これは単一の方法をとらないことで各技術への依存度を下げるとともに,
各地域の文化や生態系に沿った方法をとることができるようにすることを考えています。
最後にそれぞれの有効性及び現実性について詳しく述べます。

1,魔法による天候変化
無名世界観において魔法で天候変化を行うことはアイドレスより以前に既に存在している技法であり,
Aの魔法陣においては「天候変化」という絶技が使用できるほどです。
この「天候変化」の絶技は対価とするコストが非常に高い反面確実に気候を変化させることができるため,
古代レムーリアではこれを用いて雨を操作しての農業が営まれていたほか,
一回の行動宣言でクリアした伝説のエースゲームでもこれが使われていたとの情報があります。

参考資料:ターニの帰還A-DIC
http://blog.tendice.jp/200606/article_7.html

2.雨乞いの儀式
無名世界観的に見れば雨乞いの儀式は神々に助力を祈願したり儀式魔術の一環であるのかもしれませんが,
詳細に証明されたものではなく,星見司の見地からそういったことに繋がると考えられるといったレベルのものです。
よってここでは雨乞いの儀式のもう一つの正当化を行います。
雨乞いの儀式には多くの種類があり,中には河に牛を殺して捧げるといった儀式もありますが,
そういった生贄を捧げるほかにも音楽を奏でたり大きく火を焚くといったものも古くからある儀式の方法です。
生贄を捧げる形式はともかくとして,音を奏でたり火を焚くといった行為は周囲の大気に振動を与え,
あるいは火から生じる熱気が上昇気流を起こし,煙が雲を形成する水滴を作り出す核にもなります。
すなわち,雨乞いの方式の中には科学的に証明されているものがあるのです。
全てがそうであるわけではありませんが,技術としての魔法や科学を用いずとも文化の一つとして雨を降らせる方法は
現実に存在しているのです。

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課題2:これからの参謀業務について初見を述べなさい。

これからの参謀業務について,ゲーム形式より考察いたします。

○ゲーム形式より考える参謀業務
アイドレス2がシーズンインしてよりいくつかのルールが変更していますが,
その中でも参謀業務に深く関わるものは以下のふたつがあります。
 ・メッセンジャーでのリアルタイム戦闘から掲示板での非リアルタイム戦闘へ移行
 ・応援システム,個々の行為の作戦システムの廃止
これらのシステム変更は,国あるいは団体同士の連絡やつながりを薄くし,
またプレイヤー達を束ねる組織としての参謀の必要性をなくしています。

また帝國も共和国も参謀団はアイドレス2開始よりも前に解散しており,参謀が行っていた業務もそれを行う参謀という組織も消失してしまっています。
現在は参謀に代わり,これまでのリアルタイム戦闘で指揮をとっていた人々が一部のスタッフと共に戦場の大局を動かしています。
帝國では帝國軍がそれに該当し,共和国では「アイドレス編制・戦術ライブラリ」がその任を請け負っているといえるでしょう。

このような状況に旧アイドレスの参謀が参入する方法として,2つの方法を提案します。
1.各陣営のサイト管理などへの参入(特にアイドレス編制・戦術ライブラリ)
作戦の管理といった形でサイト管理や,応援指揮といった活動経験を活かし,
各陣営の指揮活動を円滑化する支援を行うことができると考えられます。
理想論ではありますが,各国の参謀を通じて各国への行動方針の送信や部隊情報の受信といったこともできるのではないでしょうか。

2.参謀コンクール優勝者による「軍師」としての参加
指揮官を補助する存在であった参謀の上位として存在する「軍師」は私個人としては参謀の本来あるべき形なのではないかと思います。
よって,不定期で今後もこのような参謀コンクールを開催して優秀な人材を発掘していくことが必要と思います。
また,「軍師」としてどのような存在が必要であるのかは各陣営の司令官の意見を大きく見るべきと思われるので,
開催については各陣営とよく協議を重ねる必要があると思われる。

また,いずれの方法についても,新しい戦闘ルールあるいはゲームシステムの骨組みであるi言語の理解は重要です。
よって,新しい参謀のシステムとして,アイドレス2にあわせるために
・級数を廃止
・戦闘ルールとi言語の両方の修練(試験の通過など)を以って職業4「参謀」の取得条件とする
・職業4「参謀」の取得を「軍師」を得る参謀コンクールへの参加条件とする
といった思い切った改革も必要ではないでしょうか。

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最終更新:2008年08月18日 17:12