ガープス・リング☆ドリーム
日本語版ガープス第3版の最高傑作とも名高い女子プロレスTRPG、ガープス・リング☆ドリームに関する記事です。
ガープス・リング☆ドリームとは?
ガープス・リング☆ドリームは1994年に発売された「女子プロレスTRPG」です。制作は泥士朗とすたじお実験室。
PCたちは女子レスラーとして、試合を繰り広げていきます……まあ、そこはプロレスなので、そこに様々な人間ドラマが絡んでくるのです。ちなみに、この世界ではプロレスには筋書きがないということになっているので、ガチの潰し合いではないもののエンターテイメントな勝負として、試合が描かれていきます。
まあ、(当時の女子レスラーなので年齢も若いし)青春スポ根ものというノリになるでしょうか?
シナリオのメインはプロレスの試合(PC対NPC,もしくはPC同士)ということになりますが、これがけっこう面白い……というか、かなり面白いw 様々な技が飛び交い、それぞれのレスラーのプライドとイデオロギーがぶつかり合い、ピンチには観客から声援が飛び(これが判定のボーナスにもなってしまいます)、白熱した戦いが繰り広げられていく……まあ、プロレスですから、好試合が成立しないとどうしようもないわけでw、そういう意味では成功している作品だと思います。
けど、プロレスを知らないと面白くないでしょ?という疑念を持つ人は多いかもしれませんが、これが意外といける。技に関しては結構な数の技がルールブックにイラスト付で解説されていますし、普通に戦闘が面白いっていうのはTRPGにおいて結構重要なことで、まあ、ガチでつぶしていけばプロレス的にはちょっとアレな試合になるかもしれませんが、「互いの技や個性を活かした、いい試合を作る(その上で勝ちを狙う)」ということさえおさえてくれていれば、意外となんとかなります。
まあ、つまらない試合運びをすれば観客ポイントが貰えなくなくなるし、実際のプロレスでも荒れた試合というのもあるから……セッションを重ねていくうちに覚えていってもらえるんじゃないかと思いますよ?
実際、プロレス知らないけどリン☆ドリが好きとか、リン☆ドリがきっかけでプロレスを見るようになったっていう人もいるから、機会があったら、敬遠せずにやってもらいたいと思います。
興味ある人は、古本屋で『ガープス・リング★ドリーム』、『少女たちのテンカウント ガープス・リング★ドリーム・リプレイ』でも見かけたときには買ってみるといいかも?
特にリプレイは、普通に読んでもいい話だと思いますよ?
超世代革命~三沢光晴追悼セッション~
おススメの資料
ガープスリングドリームをやるに当たってのお勧めの参考資料です。
~漫画~
名作女子プロレス漫画。若手レスラーをやるのに、これ以上の資料はない。スポ根物として、プロレス物として、マジ面白いです。……しかし、すごく古いので、手に入るかどうか……。
これも古いですが、当時の女子プロレスがどんなものだったか知るためにはいい資料。全日本女子の豊田真奈美、ブル中野、アジャ・コングを中心とした実録ドラマが描かれていて、なかなか面白い。作者の島本和彦が当時女子プロレスにはまっていたので、その情熱がひしひしと伝わってきますw
~ゲーム~
結構古くからある女子プロレスゲームの新作!
今になってから出るとは思わなかったですw
女子レスラーをスカウトして、鍛え上げて、マッチメイクをして団体運営をしていくというゲームですが、やってみると引き込まれていきます。
最終更新:2009年09月15日 00:37