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想い出の欠片を探す旅~王の道ぶらり旅情編~

Beyondローズトゥロードコンベンションで行われたおまけ企画ライブアクション風RPG、「想い出の欠片を探す旅~王の道ぶらり旅情編~」についての記事です。

参加者向けマニュアル

『想い出の欠片を探す旅~王の道ぶらり旅情編~』
【参加者の皆様へ】
 この企画は、先程、行われたセッションであなたと共に冒険をした“ユルセルームの旅人”にまたひととき戻って、ユルセルームの各地を4つの季節の間、旅をして廻るというモノです。
 旅の中、それぞれの地域で様々な冒険や出会いがあり、そしてその想い出の欠片をマジックイメージとして携える事になります。また、同じような旅人たち(その中には以前の冒険で出会った人もいる事でしょう)と出会い、語らい、時には“想い出を託す”事にもなるでしょう。
 そして、4つの季節が終わり再び春が訪れる時に、旅人たちは思い思いの場所へ向かい、その想い出を紡ぎあわせて歌(=魔法)とするのです‥‥‥その歌は様々な願いや想いを満たしていく事でしょう‥‥‥そして、終幕が詠われます。
 あなたの“旅人”はどのような冒険や想い出に出会い、どのような歌をこの萌黄色の国に奏でるのでしょうか‥‥‥さあ、思う存分この旅を楽しんでください。

【7つの地域】

【4つの物語】
『一つめの物語、アウロンの浜辺に詠う妖精の歌』
アウロンの浜辺に佇む、波のようにゆれる緑の髪をした妖精族の娘。
繰り返し、繰り返し、ただ波打ち続ける海に向い、彼女はずっと静かに歌を口ずさんでいる。
 君たちが近付くのに気付くと、彼女はゆっくりと振り向き、微笑んだ。
「どれだけ前でしたか‥‥‥妖精王リミンと彼にしたがう海の妖精(アウル=アエンダ)たちはデュラの軍勢にその力をふるう事なく、この蒼い海の底へと身を投じていきました。‥‥‥私は、その妖精たちの為に歌を詠っています‥‥‥しかし、長き年月の中で、私の知っている歌はもう、詠い尽くされてしまいました。だから‥‥‥みなさん、歌を捜して来てもらえませんか?‥‥‥旅の想い出、人々の想い、生活、それらを紡ぎあわせて、海の底に眠る妖精たちを慰める歌を詠いましょう」
そして、君たちは旅立った、想い出の欠片を集める旅に。

『二つめの物語、願いがかなう街‥‥‥そして、その代償』
妖魔の住む廃都、旧エンダルノウムで一人の老人に出会う。
彼は口の泡を飛ばしながら、ある噂を語った。
「この街では願いがかなう‥‥‥しかし、身の程知らずな願いは身を滅ぼすモノでなぁ、ゆえに愚かな願いで破滅を導き寄せた奴が数多くいた。ヒヒヒ‥‥‥しかし、この萌黄色の大地には魔法の力が溢れている。それを捜し集められれば、願いの方が御主にすりよってくるじゃろう‥‥‥集められぬ時でも、捨てられぬ願いはあるじゃろうて‥‥‥ヒヒヒヒ、どちらにせよ、旅の後にあの城の玉座に向かうがいい。其処に行けば願いがかなうのは確かだからな」
 妖術師の老人は遠くに見える城を杖で指した。その上空には怪しげな黒い影が飛び交っている。「たとえ‥‥‥どんな願いだとしても」
 そして、君たちは旅立った、魔力の欠片をかき集め、己の願い、想いをかなえるために‥‥‥それがひとつ間違えば破滅の道へと通じていようとも。

『三つめの物語、聖都にて、竪琴の眠りを目覚めさせる歌』
古き文化の香りがする聖都ファライゾン、その街角で君たちは道端に座る一人の若き吟遊詩人に出会った。
 盲目の彼は愛おしそうに竪琴を抱えながら、君たちに語った。
「最近、この竪琴が僕に語りかけてくる‥‥‥そんな夢を見るのです。昔の物語に、剣やリュートが多くの冒険や想い出を通して心に目覚め、そして最終的に人になる‥‥‥そんな話を聞いた事があります。けれど、僕にはそんな冒険をする勇気も力もありません‥‥‥だから皆さん、お願いです。冒険の想い出と歌を集めて来てくれませんか? その歌を聞かせたら、この竪琴もきっと、目覚めてくれると思うのです」
そして、君たちは旅立った、盲目の詩人の友に語るべき冒険と想い出を集める為に。

『四つめの物語、真の名前を探して‥‥‥王の道を歩む』
 ファラノウムから途中途切れつつもユル・ストラディウムへと続く“王の道”。
 その白い道を逆向きに、ナーハンを越え、ラムザスに至ろうとするあたりで君たちは一人の予言者に出会った。
 古のロードン人の血を引くという予言者は、ラベンダーと緑のオッドアイ(霊的な予言を伝える役目を負うからこのような瞳を持つと、その予言者は言う)の瞳で、その運命すらも見透かすかのように、君たちを見つめ、そして告げる。
「人は運命とそれに導かれし名前をもちます。そして、名前には“言葉ある種族”の名付けし名と神々の与えし名(これこそが運命というものかもしれませんと、予言者は微笑んで付け加えた)があるといいます‥‥‥この“王の道”に沿って並べられた巨石‥‥‥古の“誓命石”に触れることによって、神に通じ、その己の運命と真の名(あるいは称号)を知る事が出来ると古来から伝えられています‥‥‥。けれども、ただ運命に従うというのはあまり、心地よいものではないかもしれません‥‥‥もし、真の名を求めるのならば、これから一年、このかりそめの大地を旅をして回り、あなたの運命を探して来てみてください。その経験によって、運命も変わりうるものなのかもしれませんから」
そして、君たちは旅立った。ある者は己の運命を切り開くために、ある者は運命を迎えいれる心の準備をするために。


【ゲームの進行】
1)キャラクターの準備
参加者はセッションに使った自分のキャラクターを持ち寄ります(外部GMはシナリオNPCか持ち込みで参加)。そのキャラクターの名前や種族、称号などを専用のシートに書き写していって下さい。
 そして、この企画の説明を行います。もし、世界観やシステムについて疑問があるのならば、質問の時間をとりますので、そこでどしどし質問をしてください。
2)物語の始まり(10分)
物語の始まりとなる地域に散ってもらいます(4箇所)。
 そして、そのオープニングを聞いた後、あなたのキャラクターとして旅立ってもらう事になります。
3)ザリの導きし旅の時(3分)
オープニングのあと各地に移動します。
各地域については、お手元のパンフレット記載のユルセルーム観光地図を参考にするか、ユルセルームに詳しそうな他の旅人に聴いてみると良いでしょう。
4)その季節の出来事
GMが季節の移り変わりを宣言したら、その地域のテーブルの上にある封筒をひとつ選んで、手にとって下さい。その封筒の中には、あなたがその季節に出会った出来事と、その想い出の欠片となるマジックイメージが入っています。
 出来事の中にはキャラクターのクステや特技で結末が違うモノがあり、もし本人が特技を持っていなくても、同行者やその地域を偶然通り掛かった旅人が助けてくれる事があるかもしれません。
5)旅先での出会い(10分前後)
封筒を引き、その地でのイベントに出会ったあとは、出会いの時となります。
 同じ地域にいるほかの旅人やNPCと挨拶や会話をかわします。その際に旅人同士で“想い出を託す”事をしたり、他の地域や物語の噂を聞いたり、同行を約束したりする事もできます。
6)特別な出会い(旅先での出会い内の出来事)
 地域や季節によっては、其処で特別な出来事がおきる場合があります。
 GMの演じるNPCの語る物語は様々なもので、その物語を通して、あなたの旅人は何かを得る(または失う)ことになるかもしれません。
7)別れの時、旅立ちの時(3分)
GMが季節の移り変わりを匂わせる言葉を宣言したら、そろそろ別れの時が近付いてきています。旅人たちはただちに別れの挨拶をかわし、新たな旅へと向かって下さい。
この“出会いと別れ”は春、夏、秋、冬‥‥‥の4季節だけ、繰り返し行なわれる事となります。
8)物語の終わり、かりそめの大地に響く歌(20分程度)
そして、2度目の春、物語は始まりの場所に帰ります(もし、旅の途中で他の物語を聞いて、それに惹かれるのなら、始まりとは別の結末の地へと向かっても構いません)。
 旅人たちは、集めた“想い出の欠片(マジックイメージ)”を使って、GMと他の旅人とともに、それぞれの終幕を描き出していきます。

 そして、ひとつの物語は終わり、季節を巡る風とそれに吹かれる歌は再び旅に出る。

【ルール解説】
  • “想い出の欠片(マジックイメージ)”
 旅の中であった出来事の想い出や、心を打つ歌や言葉、想いのこもった品‥‥‥それらには魔法の力が宿っています。
 それらをこのゲームでは“想い出の欠片”と呼ぶ事にします。
  • “想い出を託す”
 同じ地域で出会った旅人たちは、その会話の中で“想い出の欠片”を他者に託す事ができます。
 ただし、“想い出を託す”事で、今までその想いを抱えていた者は憑き物が落ちたかのように、その想い出から解放される事となります(人に話し、託す事で整理がついた‥‥‥そのようなモノなのでしょう)。
 ゲーム的にはマジックイメージのトレードとしてこの現象を扱います。互いに交換しても、片方からのみでも、何か物品や行いでの代償を求めてもいい。それらは、旅人たちの会話の中で全て処理して下さい(話がまとまらないのなら季節の移り変わりと共に打ち切りとなります)。
 もし何か欲しいイメージがあるのならば、「~~のような話を知る人はいませんか」と言う方が雰囲気は出るでしょう。
  • 戦闘厳禁
 出会いと別れの時に、愚かにも暴力をもって物事を解決しようなどとは想わないで下さい。
 血塗られた“想い出の欠片”は悲劇を呼び寄せる事となるでしょう‥‥‥。
  • 困った時は
 「移動」と「封筒を引く」フェイズの際にGMに質問して下さい。


シナリオ



謝辞

この企画を創るにあたって「Beyond Roads to Lord ユルセルームの幻龍」「Shade of South 変異混成術師の夜」、「Far Roads to Lord」「剣と魔法」「月歌物語」、新版「Roads to Lord」「ザ・ストレンジソング」「タトゥーノ」「ゲームマスタースクリーン」など、ユルセルームを歩んだ大いなる先人たちの足跡を参考にさせていただきました。