【認め合う者達】

軍神どんなら、相手にとって不足はなか(ナレーション)

【第一章 「豪傑」対「軍神」!】春日山忍法帖

オイが示現流にて相手しもっそ
ほう…ごうのものがおりますね
よろしい、かえりうちにしてくれましょう
それでこそ軍神どん!腕が鳴りよる

いくさとはかけひきがじょうとう…
しまづどのも それがおわかりでしょう

貴様…謙信様に会いに来たな…!
忍が相手か…おもしろか、来い!

軍神どんを守る忍…こりゃ手強かね

おまはん、何を求めて戦っとるね?

帰れ!お前の顔など、見たくない!

ほー、忍の技は実に面白か!
ぼんやり見ている暇はないぞ!
首をかかれないようにするんだな、鬼島津!

これほどまでに ふかくきりこまれるとは…
わたくしが でなくてはならないようですね

わたくしのつるぎのわざをやぶるとは…
てきも なかなかやりますね

くっ、なんてこと…分身がすべて…!
きなさい! やまをのぼり わたくしのもとへ!

軍神どん、後で一杯どげんねー?
じつによきこと

さあ軍神どん、ひとつ手合わせ願おう
じゅうよくごうの たとえあり
わざにて あっとういたしましょう

押し、進み、斬る! これぞ剣の真骨頂!
みきり、いなし、きる…これもまたけんなり

近付くな! 謙信様から離れろ!

お役に…立てなかった…(かすが撃破)

しまづどののいくさぶり、ひぼんなり
ならば わたくしも じょうきをこえましょう
オイは生半(なまなか)では倒せん…分かったようだの
ぐはははは!

軍神どん、おまはんはやはり強か!
そなたこそ…いつまでもごけんそうなことで

鬼の一刀、しかと見んしゃい!

あなや、これはみごとな(謙信撃破)
がっはは! まずは一つ!

上杉謙信と剣を交え、己の力を高めた島津。
勝負の後に謙信と酒を酌み交わし
春日山を後にしたのであった(ナレーション)
最終更新:2006年10月04日 09:00