赤色矮星

赤色矮星とは、温度が低く赤色の光を放つ(赤色)、小さい(矮)恒星(星)を指す。恒星の中では最も小さく暗い部類である。
  • 具体的には太陽より小さくスペクトル型がM型の主系列星を赤色矮星と呼ぶ事が多い。
  • 質量はおおむね太陽の8%~50%、半径は10%~50%。これより小さい場合は核融合反応を起こせないので、恒星ではなく褐色矮星に分類される。
  • 宇宙に存在する恒星の大部分は赤色矮星で占められていると考えられており、観測結果もそれを裏付けている。太陽から20光年以内にある恒星のうち、6~7割を赤色矮星が占めている。
  • 赤色矮星の場合は核融合反応が穏やかに進むため、核融合の燃料である水素の消費はゆっくりしている。そのため寿命は非常に長い。
  • 赤色矮星が赤いというのはあくまでイメージ上のものであって、実際にはオレンジ色に近い光を放っている。
  • 赤色矮星には活発なフレア活動を示すものが多く、フレア活動による変光が顕著なものは閃光星という変光星に分類されている。若い星ほどフレア活動が活発な傾向がある。



最終更新:2008年02月25日 04:34
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