排気口が一つに束ねられた型では、エンジンの排気口の直後にプレートがあり(排気熱から機体を守るため?)この部分に継ぎ目が見える。この形にはバリエーションがあり、a) 末端が丸いもの、b) 末端がやや尖っているものの二種類がある。エンジンの排気管が b 型や c 型の場合は継ぎ目自体が存在しない。
エンジン冷却水ラジエーターの出口
胴体下部中央にエンジン冷却水のラジエーターを備えているが、その出口のフラップが a) 長いもの、b)短いものの二種類がある。さらに、フラップ直後の処理の仕方として、1) 大きな段差があるもの、2) 比較的小さな段差があるもの、3) 段差の無いものの三種類がある。
プロペラのスピナ
a) やや尖っているものと、b) 比較的丸みを帯びたものの二種類がある。
固定武装
LaGG-3の最初の型は3つの場所に5つの機関銃を装備した。すなわち、a) プロペラ同軸に12.7mmBK機関銃、b) エンジン上部の左右に12.7mmBS機関銃x2、c) b より後方のエンジン上部に左右に張り出しを設け7.62mmShKAS機関銃x2 である。早い段階で a の12.7mm機関銃は20mm機関砲(ShVAK?)に強化され、b の12.7mm機関銃のうちパイロットの右手側のものは取り外された。さらに後には威力不足になった c の7.62mm機関銃を2つとも取り外し、この部分にあった張り出しは消えた。基本的には上の通りであるが、他に a のプロペラ同軸武装を23mm機関砲や37mm機関砲に変更したバリエーションもある。