ケンタウルス座アルファ星
- ケンタウルス座アルファ星は以下の3つの恒星から成る3連星系。
- ケンタウルス座で最も明るい星で、一等星でもある。
- リギル・ケンタウルスという呼び方もある。これはケンタウルスの足という意味であるが、あまり使われることはない。オリオン座のリゲルとは別の天体である。もっとも、ふたつの星の語源はともに足を意味するアラビア語で、同じである。
- Aは太陽よりやや大きい黄色主系列星、Bは太陽よりやや小さい橙色主系列星、C(プロキシマ)は太陽よりはるかに小さい赤色矮星という構成になっている。
- AとBがペアになっており、両者の距離は平均して23.7AUである。その周りを1万5000AU離れてプロキシマが回っているという階層構造をもっている。ただしプロキシマについては偶然近くを通り過ぎているだけで、ABのペアには重力的に束縛されておらず、周回軌道ではないという説もある。
- ケンタウルス座アルファ星系が誕生した時期については、今から48億5000万年前という説と、今から約70億年前という説の2つがある。AとBは同時に誕生したと考えられるが、プロキシマまでもが同時に誕生したのかどうかはわかっていない。
連星軌道データ
最終更新:2008年03月10日 16:47