呉(ご222年-280年)は、中国三国時代に孫権が長江流域に建てた王朝の一つ。姓は孫(そん)氏で、首都は建業(現在の南京付近)。東呉、孫呉、孫氏呉とも呼ばれる。222年というのは、それまで魏に対して称臣していた孫権が黄武と言う新しい元号を使い始め、魏からの独立を宣言した年である。呉の建国としては他に孫権が皇帝に即位した229年を採る場合もある。建業は「港湾都市」であり、長江へと続く水の流れを取り込み、孫呉が誇る強力な水軍や海上交通の拠点として繁栄している。
最終更新:2008年02月22日 17:52